キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

不安とは可能性についてくる副産物である。

僕は、このままじゃいけない。と思っている限り

未来は変えれると自分に言い聞かせている。

そうでなければ、膨れ上がる苛立ちに負けてしまうから。

世間から見て、どんなに小さな一歩だろうと構わない。

自分の行き先を案じるのは、様々な可能性があるから。

不安はそれについてくるおまけだ。

 

 みんな必死で生きている。

ニートになる数少ない長所は、平日の特売を逃さない事だ。

スーパーの入り口で開店を待ち

店員のいらっしゃいませ。をスルーして鮮魚コーナーに突進する。

一尾98円のサンマをペラッペラのビニール袋になんとか詰め終わると

僕の後ろには、日々の家事で鍛え抜かれたマダム達が空港で韓流スターを

待ち構えているかような列ができている。

 

10分ほどたって通り過ぎたら

売り場いっぱいに積まれていたはずの秋の味覚は

底に敷かれた青いビニールが見えるくらいに減っていた。

セーフ。

いつも通り、寝坊して昼ごろいけばいいや。という

だらけた気構えでは、この戦場は生き残れない。

 

 今日の戦果を冷蔵庫にしまって、一息つく。

やり遂げた気分。半歩遅れで、誰かの声。

一体なにを成したのだ。

僕は言い返す。

品物を買ってきただろ。家庭に貢献した。

ただ指示された商品を渡された金で買ってきただけだろう。

なにをえばる?

お前は、主婦がネットで愚痴った

「お使いしただけで家事をしている気になっている夫」か。

 ただ物を輸送しているだけ。調子にのるな。

正論には勝てない。僕はうつむいた。

 

このままでは、声に絶望へと引き戻される。

僕は外に出る以外対処法を知らない。

 

自己満足でも、スケッチ。と言い張る落書き。

子供用のゲームセンターの一角の休憩室。

近くのゲーム機がアンパンマンマーチをひたすら繰り返している。

この手のスペースは長時間いても、空いている限り怒られない。

 

書いているときは我を忘れて、悩みなんてないみたい。

小さい頃、プラモデル作ってるときこんなだったな。

なんて思い返してみる。

でもすぐに声が聞こえてくる。

 

現実逃避をやめて、働き始めろ。

今は若いからいいけれど、このまま年を食って

体が思うように動かなくなったら、どうするつもりだ。

無理の効くうちに金を貯めて、老後に備えなければ。

こんな事してる場合じゃないだろ。

そんな事わかってる。わかってるんだ。本当に。

 

言い返すべき言葉を見つけられなかった。

ただ、好きな物を書いているとき

僕は確かに生きている。と実感している。

自分を正論や常識で縛っていたときには

けっして得られなかった感覚。

これは手放せない。

少なくとも、いままでの

何のために生まれて

なにをして生きるのか?

わからないまま終わりそうな

生き方に戻るのは嫌だ。

 

 

無様でも、しょうもなくても、歩いている。

無職でいると、このままだと自分はどうなるんだ。と心配になる。

先の事はなにもわからない。どうすれば、ここから出られるか?

いまだに方法を見つけられない。

 

でも、「このままではいけない。」という

現実だけは確かで

それがまた、僕を苦しめ、あせらせて、塞ぎこませる。

 

なぜ?。世間からの嘲笑が怖い。

社会の普通。に適応できない自分への失望

 

「もっとうまくできたはずだ」

「多数派の普通を苦痛に思うのはなぜか」という後悔は

「この先、生きていけるのか」という不安になる。

それは、未来を変えようと

足掻いているからこそできる物ではないか。

しゃがみこんでいれば、誰にも傷つけられない。

 

同時になにも変わらない。

 

立ち上がった限り足を取られて、歩いている限り靴はすり減る。

 自分に苛立つ。それは、前進している証拠。

それだけは信じよう。そうでなければ、生きていく事など、できない。

 

「何か」を変えたいからブログを更新している。

書き上げた記事が増えていく。自分は頑張った。と思える。

世間からは「その程度でなにを誇る?」と笑われる。それでいい。

他人には絶対にわからない心のありようを変えようとしてるから。

目に見えないくらいゆっくりでいい。変わっているのは事実だ。

この社会の目まぐるしさに身を任せていれば、

気にも止められないだろう。

でも、いまの僕には重要だ。

 

バイト、面接には行ってるんだ。

働こうとしている。

態度だけだろ。とけなされてもいい。

僕の出せる精一杯の勇気だ。

 

 

歩幅の小ささを嘆くな。

歩いたという事実を見て

できない苦労のわからない人間にけなされて

なにを言われても気にするな。

思い通りいかなくてもいい。

 

そういう物だ。と思え。誰のせいでもない。

なにも悪くない。

悩むのは足掻いてるから。

悔やむのは真面目だから。

 

日々、世界に幸せになるのを拒まれるけど

だからこそ、生きていく値打を探し続ける。

それは見つからないかもしれない。

見つけられるかもしれない。

わからない。

人は行動する限り、あらゆる物事は実現する見込みをもつ。

望んだ未来にたどり着けないとは、誰にも言い切れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒースレジャー主演の隠れた名作。ROCK YOU

確かにブロークバック・マウンテン。やパトリオットなど

名作はたくさんある。でも脳機能単細胞生物の僕は

主演作でも、娯楽に振り切っているものを推したい。

 

 その狂気は演技か?それとも・・・

映画、ダークナイト

バットマンを抑えブルーレイのパッケージになるほど

世間に強烈な印象を与えた狂気の道化師、ジョーカーを演じた俳優

ヒース・レジャー。2009年のゴールデングローブ賞、アカデミー助演男優賞

同時に受賞する快挙をなした。

でも、ヒース氏自身は、映画公開前の2008年に

薬物の過剰摂取による急性薬物中毒で亡くなってしまった。

 

確かに、彼のジョーカーには、得体のしれなさとういうか

なにをしでかすかわからない恐怖。

言葉の使い方は適切でないかもしれないけど

「演技というより、本当にヤバイ奴が歩いている」ように感じた

特に彼がブルース・ウェイン(バットマン)の恋人

レイチェルを人質にするシーンは、いつ口をかき切るかと冷や汗をかいた。

下手なホラー映画より怖い。

 

ヒース氏はデビュー当時から、成功を約束されたアイドル路線を嫌い

シリアスな役をやりたかったらしい。

生きているうちに名声を手に入れられなかった彼の道が

幸せなのかは、わからない。そんなもの必要なかったか。

 

彼はこの作品で自身の人生を生ききった。のかもしれない。

彼の活躍をもっと見たかったと思うのは、外野の私欲だろう。

それでも、早すぎると悔やむのは、紛れもなく

彼は僕らを夢中にする「何か」を持っていたからだ。

元祖UKロック。

ダークナイト公開当初からヒース氏が亡くなっている事実は話題で

作品を見る前の僕には、「へぇ〜死んじゃったんだ。」程度の理解しかない。

ただ、劇中、ほぼピエロのメイクをしたまま、素顔は出てこなくて

一瞬だけ映るシーンはあるけど、口には痛々しい傷跡。

「俺を見ろ」なスタローンやシュワレツネッガーなら、撮影中に帰るであろう

扱いにもかかわらず、登場人物の誰よりも強烈に記憶に残る俳優が気になって

画像検索。

壮年の役者だと思ってたけど、表示されたのは

想像よりずっと年下の若者だった。

どこかで見た気がする。

wikipediaの経歴を追いかけて、見つけたのが、この

ロック・ユー! [Blu-ray]

ロック・ユー! [Blu-ray]

 

 であった。

 あらすじ

 中世のフランス・イングランドでは、

互いに馬を全力で走らせながら、すれ違う瞬間に

槍を相手にぶつけるチキンレース

男らしさ満載のエクストリームスポーツ。馬上槍試合が大ブーム。

主人公、ウィリアムはいつか試合に出るのを夢見ていた

しかし、競技に参加できるのは、貴族か騎士の身分のある者だけ。

貧しい屋根ふき職人の息子には不可能であった。

そんなある日、彼が従者をしていた騎士、エクスター卿が試合中に死亡して

しまう。

 

ウィリアムは、エクスター卿の装備を剥ぎ取り、試合に出場。勝利する。

自分の生きる道を見つけた彼は、従者仲間のローワン、ワットとともに

身分を偽り、騎士として栄光を掴むために旅立つのだった。

 

中世を舞台にしているけど、序盤の試合で

観客がQueenwe will Rock Youを歌い出し、馬上槍試合は現代のスポーツの

ような雰囲気で、14世紀を正確に描写しました。

というよりも、「わかりやすさ」を優先した日本の時代劇に近い。

 

ストーリーも、い◯毛頭

おしゃれパーマが小憎たらしい悪役アダマー卿。こいつとウィリアムは

同じ王女っぽい人に恋をして、取り合うのも見どころの一つだ。

鍛冶屋のお姉さんの方がかわいいけどね

 

そして、お母さんみたいな立ち位置のローワン、実験台にされるワット。

僕が好きなのは、道中、まさかのケツから登場する貧乏作家、ジェフリー。

彼は試合前のリングアナのように、観客を盛り上げるために

ウィリアムの前口上を担当する。

ち◯毛卿との決戦前の時間を稼ぐ場面の彼の演説は鳥肌者だ。

さらに、作中誰よりもイケメンなメンタリティーでチームを引っ張っていく

鍛冶屋のケイト、濃い面々との出会い、

爽やかライバル、エドワードなどの強敵と戦い、ウィリアムは成長していく。

 

他にも、劇中の甲冑の面をガチャコンする場面はすごくかっこいいし

ラストバトルの特攻はアツい。

少年ジャンプのような作風だと言えば、わかりやすいかもしれない。

 

死者への手向け

 

「すごく疲れているのに、2時間ぐらいしか眠れない」

と悩むほどに、精神をすり減らしていなかったら

映画史に革命を起こした悪役は生まれなかったかもしれない。

彼の人生は、引き際をわきまえていた。と言えばいいのだろうか。

若くして伝説になるのは、素晴らしいのか。僕にはわからない。

 

ただ、映像の中で永遠に生き続ける28歳の天才。

その次回作を待ち続けているのは、僕だけではないはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

究極の断捨離とは、ニートになる事。

不要な物は買わない。決意をしたはいいが、なかなか続かない。

なら、どうするか。物を買う手段・・・収入を断てばよい。

稼がないためには、働かない。

ニートとは、ミニマリストの最先端なのだ。

断捨離を行う人々。ミニマリストとはなんぞ?

はてなのダッシュボードの関連ブログに断捨離。や冷やし中華ミニマリスト始めました。

といブログをよく見かける。

断捨離・・・?必殺技のような響きだ。少年ジャンプでNARUTOが存命なら

サスケあたりの新技で登場していただろう。

ミニマリストとはなんだ?

C,Wニコル・・・・それはナチュラリストだ。

マツコ・デラックス・・・・それはコラムニストだ。

インリン・オブ・ジョイトイ。それはエロ・テロリストだ。

その節はお世話になりました。

もはや、◯◯ニストしか合っていない。わからない。仕方ない。

Ok! Google!

 

断捨離とは

不要な物を減らし、生活に調和を持たらそうとする思想。やましたひでこ(山下英子)の著書において発表された。

 

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。
  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
  • 離:物への執着から離れる。

 近年では断捨離を実践する人をミニマリストと呼ぶことがあるが、

著者のやましたひでこ自身は

断捨離とミニマリストを明確に区別している

 

引用元-wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%AD%E6%8D%A8%E9%9B%A2ja.wikipedia.org

 何!断捨離とミニマリストは一緒ではないのか?

ならばミニマリストとはなんぞ?

 

ミニマリストとは。

 

最小限の事しかしない人。最小限の物しか持たない人。

出展ーデジタル大辞泉 小学館

 

違いがわからない。

断捨離はいらない物を捨て、ミニマリストは物をあまり持たないという事

なのだろうか。

とにかく、物欲に縛られない生き方をしている人。と考えれば

明後日の方向にはいかないだろう。

 

僕には欲しい物しかない。それを買う金もない。

ならば働け。でもバイトの面接すらうまくいってない。

このままではイライラを貯めるだけ。

これではいけない。

ならばどうする。

よく聞く話さ。逆に考えるんだ。

「いつでも買える」と考えるんだ。

買えないんじゃない。買わないんだ」

諦めたのではなく、自ら望んだ結果と捉えれば

欲求不満に悩まされずにすむ。

 

なぜ、僕らは、「欲しがる」のか

 6年前の東日本大震災。ネットでまことしやかに

 

「物資が足りなくなるのでは?」という噂が広がり

コンビニやスーパーは万一の自体に備えようとした人々で満員になった。

僕のバイトしていた場末のコンビニさえ、見た事もないほどの行列。

カップ麺、トイレットペーパー、電池。いつも売れない高級志向のやつも

SOUL'd OUT

店長は、あさましい。とか、万引きがいつもより増えた。とぼやいていたし

レジに立っていた時、ロンTに昇り鯉の刺繍の入ったおっさんに

 

「トイレットペーパーどこ?」と聞かれ

 

「すいません。売り切れちゃったんです。」と返すと

 

「使えねぇ店」と吐き捨てられたのを覚えている。

イラストレーターも「う◯こなんて拭けなくても死なねぇだろ。」

と呟いたらしい。

ただ、これがアメリカだった場合、暴徒が生存者を襲うゾンビのように押し寄せ

商品を金を払わずにお持ち帰りしていくのも事実。

それを思えば、お買い上げ頂いたお客様のなんと善良なこと。

 

数日たっても商品はこない。

売り物を作る工場を破壊されてしまったから。

早めに店じまいせよ。との本社からのメール。

いつもより早く帰れる!ラッキーとご機嫌で閉店の準備をしようとした。

すると、いつ風呂に入ったかさえ、定かでない身なりのお爺さんが現れた。

爺さんは辛うじて売れ残ったカップ麺を2つレジに並べた。

確かカップ麺は一人一点という張り紙をつけていたはずだけど。

 

「すいません。一人一つだけなんですぅ。」ペースを乱された不機嫌を隠せず

投げやりな態度になる僕。

すると爺さんは

「そんなこと言わねぇでくれよぉ。ここまできたんだからよぉ」

と涙目になってしまった。

 

事情を聞くと、彼は墨田区からやってきたホームレス。

数週間に一度、空きカンを集めた金を貯めて、カップ麺を食べるのを

楽しみにしていたけど、買いだめブームの影響で

どこの店でも売ってもらえず、少なくと50キロ以上離れた

潰れかけの店にやってきたらしい。

店長に事情を話し、特別に会計をした。

袋づめする僕に、彼はまるで小学生のような汚れのない笑顔で

「ありがとう」と言ってくれた。

僕はただのバイトだ。さっきまであなたを疎んでいた。

感謝などされても、仕方がない。

 

まるで初孫のごとく、袋を抱え出て行った彼

ドアを閉めようとしたら、ちょうど自転車に乗せるところだった。

両サイドには見慣れないデザインのゴミ袋。

それに引きちぎらんばかりに入った空きカン。

くくりつけられた後輪は今にも潰れそうに地面に押し付けられていた。

 

「ありがとな。兄ちゃん!」そう言うと爺さんは

もう無理。とでも言いたげにきしむ自転車を転がし、行ってしまった。

これから、また、50キロの道のりを帰るのだろうか。

 

その晩、遅い夕食にカップ麺を食べた。

いつもはうっちゃるスープや残りの具を飲み干していた。

なぜかわからない。でも、スープ飲んだところで死なないよな。

必要とする人が本当に欲しい時にゆき渡らない。

なにかがおかしい。

 

僕らが、物を買うのは、「不安」だから。

売り切れたらどうしよう。足りなかったらどうしよう。

流行から外れて、変な奴だと思われたらどうしよう。

 だから満たされない。5個あっても、100個あっても買う

そういう意味では、ニュースは操作されている。

僕らに気がかりを植え付け、消費を煽るように。

 

 

あの時は、どのテレビ局も津波に飲み込まれる街の様子を

馬鹿の一つ覚えのように流していた。

これで不安になるな。と言う方が無理だろう。

欲をいえば、一局ぐらい、お笑いや、

それこそアニメでも放送するべきではなかったか。

SONS OF NEET

僕は働かなくて

いいほど恵まれた環境にいる。

それを誇るべきではないし

現状をいつまでも続けられる。とも続けたいとも思っていない。

物をねだる以前に生活力を手にしなければならない。

頭ではわかっている。

 

でも、今、少なくとも死んでいない。

余計な物は買わないし、誰の目も気にならない。

働いている人にボロクソ言われるほどには、楽だ。

 

そういう意味でニートは物質主義否定の最前線

「自由の息子達」なのかもしれない。

あの日見た子役の名前を僕達はまだ知らない。

すぽると。で平井理央を見ようとしてかけたテレビ。

番組はすでにアニメになっていた。画面に映された中年(といっても十分若い)

の女性が仏壇に向かって

「あの子たち、花火あげるんですって。ふざけてるわね。」

まるでドロドロ愛憎劇のような冷酷なセリフを吐き

深夜アニメなのに昼ドラっぽい展開とはこれいかにという疑問とともに

強烈なインパクトを脳裏に焼き付けられ、後日、レンタルで一気見したのが

この

 

 

 であった。

 

ストーリーは小さい頃に、幼馴染を亡くした少年の元に、その少女が

幽霊となって現れる。というもの。

古くは四谷怪談のお岩や自分が死んだ事に気付かない人々。

それを唯一「見る」事のできる少年役でブレイクした

ハーレイ・ジョエル・オスメント主演の映画、シックス・センス

思い出す。

かといってこの「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」は

背筋も凍る。確かにめんまの母親はあれだけどホラーではない。

見終わった後爽やかな涙が頬を伝う、ポカリのCMのような作品だ。

超平和バスターズとは・・・・

物語は宿海仁太本間芽衣子安城鳴子松雪集鶴見知利子久川鉄道

の6人が小さい頃に作った組織、超平和バスターズから始まる。

平和を駆除してどうするのだ。と突っ込んでみたけど、もしかしたら

製作陣は、第二次世界大戦戦勝国で作られた国際連合、および平和維持軍を

皮肉った、政治的メタファーをこめているのかもしれない。

 

 

互いをコードネームで呼び合い、秘密基地で遊んだり、ちびっこあるあるな日常を

すごしていた彼らに、悲劇が起こる。

ヒロインであり、ムードメーカーでもあった本間芽衣子(めんま)が

秘密基地近くの林で事故に遭い、帰らぬ人になってしまったのである。

 

悲しい記憶を思い出してしまう場所に、次第に人は寄り付かなくる。

残された五人はそれぞれ、顔を合わせなくなり

故人へのやりきれない思いを抱えながら

超平和バスターズ」は自然消滅してしまった。

 

 それから数年後、グループのリーダーであった宿海仁太(じんたん)は

高校受験に失敗し、滑り止めで合格した底辺校にも行かず

他人と接触をたち、「ひきこもり」になっていた。

彼は「無常」、「西へ東へ」、「真心」、「光☆速」

といった漢字の印刷された

土産物屋で外国人が買うようなTシャツを好んで着用している。

グローバルなセンスの持ち主なのだろう。

  

うまくいかない、なにより、めんまへの言えなかった言葉を引きずって

鬱屈した日々を送っていた彼の元に、めんまの幽霊が現れる。

 

幽霊といっても、ちゃんと足も生えている。シックスセンスのように

死亡した直後の目玉がとびでたり、頭が割れて脳が飛び出していたり

ゲロ吐きながら追いかけてきたりといったグロさはなく

 

生前の、それも16歳の美少女に成長した姿である。

どこからか、なんで俺のところには、ゾンビしかこないんだ。不公平だろう。

という天才子役の舌打ちが聞こえる。僕も小さい方が可愛かったのに

しかし、このめんま、落ち込んだじんたんを全力で励ましたりしてくれる。

かわいい。天才子役の殺意の波動を感じる。僕も羨ましい。

ニートと早すぎた人生のピークを迎えてしまった二人が握手したのはさておき

 

じんたんは、これが自分の妄想ではないか。と初めは疑うけど

彼女がサイコキネシスの使い手である事を確認し、考えを改める

なぜ自分のところへきたのか?を聴くと

 

めんまはじんたんというか、超平和バスターズに「お願い」をしにきた。

そしてその願いを思い出せないのだという。

 じんたんとめんまは、残りのメンバーに会いに行く事に。このとき、めんま

じんたんにしか見えていない。

 

 

最初にじんたんが訪ねたのは、見た目いかにも遊んでそうなギャルである。

彼女を呼ぶめんまのセリフに耳を疑った。

 いや、さすがに、それはないでしょ。

あれだよ。メンマたん・・・・ハァハァとかやってたし

「◯ねよ。びっ◯」とか思ってたから、

耳まで腐っちゃんたんでしょ。

 

人生で経験した事がないほど、深く呼吸をする。

ちょうどオリンピック選手が、メダルをかけた大事な競技の前に

精神統一するかのように。

 

鼻から空気を吸い、肺をいっぱいに広げる。次第に意識は、上へ、上へと

登っていき、やがて宇宙と一体になる。

 

いつもは不愉快な近所の猫が盛っている鳴き声も、今は川のせせらぎのよう。

静かだ。全てが。悟りを開いたブッダの気分。ゆっくりと目を開く。

厳かな動作でイヤホンを付け直し、再生ボタンを押す。君の名は?

 

「あなる〜久しぶり〜」

 

彼女はあんじょう なるこ。なるほど、子供の純真は時に狂気なる。

という警鐘なのだろう。深い。

一見ただのDQNに見えるあなるであるが、見た目とは裏腹に

今でもじんたんを思い続けている一途な一面を持っている。

いわゆるGAP萌えである。

美少女二人に好意を寄せられているという状況。

僕とオスメントの怒りのボルテージはぐんぐん上昇していく。

混乱して訳も分からず自分を攻撃する前に次に行こう。

 

松雪集、(ゆきあつ)

ディーン・フジオカ系の知的なルックスに、じんたんの志望校で学年二位の成績。

の鼻持ちならないイケメン。実はめんまに片思いしていた。

めんまがじんたんに好意を抱いていたのも知っていて

落ちぶれたじんたんを見下している。

 

このままだと、単なるライバルキャラだけど

彼は、めんまのワンピースと同じ型の服を何着も持っていて、あろうことか

それを着込み、カツラをかぶって、めんまの亡くなった場所を徘徊する。

という、女子児童に鼻息荒くなった書き手でも

握手会にきたオタクを見る武井咲のような表情になるほどの

ネイビーシールズ並みによく訓練された変態である。

僕の記憶が正しければ、声を出している人は、ファイナルファンタジー7

クラウドと同じだ。愛する人を2回も守れなかった悲しみで

ソルジャーの誇りを手放してしまったのかもしれない。

 

最強軍事国家の誇る特殊部隊、変態界でも異彩を放つネタキャラ

美容師が調髪に困るゲームキャラ殿堂入りのミッシング・リンクが完了

したところで次にいこう。

 

 

 久川鉄道(ぽっぽ)

人の趣味に口を出す気はない。でも鉄オタに言いたいのは、自分の息子に

鉄道はないだろう。親はそれで良くても、子供はその名を背負って生きて

いかなければならない。こんな成金のネックレスみたいな輝きを押し付けられ

さぞや暗い少年だろうと思ったけど、ぽっぽは僕の心配とは

裏腹にすくすくと成長し、外国人ボディーガードのような巨漢に成長した。

じんたんと同じく高校に通ってはいない。

世界中を旅しており、かつての秘密基地に居候している。

立派なクレイジージャーニー予備軍である。

一見明るい彼にも、やはり、秘密はある。

めんまの存在をいち早く信じ、じんたんに協力したのも

負い目があったせいかもしれない。

 

このアニメはドラマ化されており、ぽっぽは高畑裕太氏が演じている。

「変態」という意味で彼はむしろゆきあつの方が適役だったような・・・・

和製シガニーウィーバーの息子をディスったところで、次にいこう。

 

 

 鶴見知利子(つるこ)

バスターズただ一人の常人。メガネの似合うクールビューティー。

これまでの流れを見れば、彼女もじんたんに惚れていると思ってた。ガタッ!

オスメント。着席。

けど、彼女の好意はゆきあつに向いている。

女装してその辺をウロウロする男と付き合うのか・・・

ピンポンで窪塚洋介氏、ハイアンドローで琥珀さん、問題児とバディを組む事に

定評のある俳優、ARATA氏並の苦労人だ。

 

女は怖い

紆余曲折のすえ、元どおりになったバスターズ。

生前のめんまの思い出を頼りに、「お願い」っぽい事を片っ端から実行していく。

 

その中で、ロケット花火を飛ばす際に断りにいった時に起こったのが

序盤のめんまの母親とのやりとり。

彼女は、自分の娘の時間が止まってしまったにもかかわらず、他の面々は

成長していく様に怒りを憶えていた。

 アニメっぽくない一筋縄ではいかない人間関係も、この作品の魅力なのだろう。

本当のお願い

もしかしたら、彼女も、自分のせいで、バスターズがバラバラになってしまった

と思い込み、負い目を感じていたではないか。

超平和バスターズが仲良く平和な日常をすごしていく事こそ

めんまの「本当のお願い」だったのかもしれない。

 

最後に、かくれんぼで遊ぶシーン。

それまで見えなかった他のメンバーもめんまが見えるようになる。

 

めんま見ーつけた!」そこまでなら僕も耐えられた。

 

「えへへっめんま。見つかっちゃった。」

 

泣き笑いを残し消滅するめんま

 

鼻の奥から上がってくる独特の鉄臭さを吸い上げる。

おかしい。僕は部屋の中にいたのに、なぜ目の前が土砂降りなのだろう。

 

 諦めるなよ。

どうした。オスメント。確かに僕らには、そばで支えてくれる美少女はいない。

今後もできないかもしれない。それでも、僕らは、何度だって立ち上がるしかない

できるよ。じんたんにできたんだから。

 

とりあえず髭剃って鼻水をふいてこい。主人公に射殺されたゾンビみたいになってるぞ。

 

オスメント「あなたは・・・・」

 

 

 

 

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だぁれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを始めて一年たってわかった事。

それまで、自分以外は人生をうまくこなしている。

劣等感や焦燥感を抱いているのは自分だけのように

思い込んでいた僕にとって

Twitterやブログで出会った人々との会話は

狭かった視野を少し広げてもらったような気がした。

 

 はてなブログに、せんべいが、来る〜

一年前の今日に僕はこの公共痴態黒歴史ノートを書きだした。正直すぐやめると

思っていたから、自己紹介記事を作ってから半年は更新していなかった。

真面目に書き足していれば、と悔やむけど、ブログを書くのも初めてで

勝手がわからなかった。現実は思い通りにいかない。だからこそ

最近、やたら更新している。後悔を取り返そうとしているから。

 

確かにクオリリティーはひどい。後で読み返してみて頭を抱える。

でも、「こんなの書くほどでもないんじゃ・・・」となると

そのまま書かずに終わってしまう。

しょうもない記事でも、ないよりはマシだ。

そのバカバカしさに笑いを誘われる事もある。てまえみそでもいい。

この世の辛さに抗うには、一時の清涼剤も必要。

例えるなら落語に近い。僕はプロでも人間国宝でもないけど。

 

 それまではブログと聞くと、芸能人の活動報告。てっいうイメージで

一般人の、それも日記みたいな記事を投稿しても、誰にも興味を

持たれない。くらいに思ってた。少なくとも

僕がこうして自分の意見を発信しているなんて、思いつかなかった。

そう考えると、未来とは、事前の想像でどうなるか

完全にわかる物ではないみたいだ。

 

こんなつまらない文章を投稿していて、一体何の役に立つか

時々自分の心に質問されるけど、一瞬でも来訪してくれた人。

見たよ。と合図してくれるブロガーの方や

意見を書いてくれる人

本人でも一回消そうとした鬱憤を晴らすためだけに書いた記事に

 「世間に受けなくても、俺は好きやで。」と言ってくれる強者もいて

けっして無駄ではない。と勇気付けられている。

 

これほどコミュニケーションを取れるのは、はてなブログだけ。と聞いた。

残念ながら僕はここ以外試した事はないから、わからない。

でも、はてなに生まれてよかった。

 人気取りのためじゃない。

前書いた記事。悪意はないし、喧嘩したいわけない。

それでも、状況が悪くなるような気がするから、名前は伏せる。

 

「彼」のよく言うゴミブログで、ディスるような真似をしてすいません。という意味と

僕は、あなたがよく言う「批評家きどりでディスってくるしょうもない奴」

です。スルーしてくださいね。という意図を込めて書いたつもりだったけど

伝わっていなかったらしい。

 

コメントで、「支持をえたければ開き直れ」という指示を受けた。

含みのある発言で、おそらく、このままではウケないと言いたいのだろう。

しかし、これが

 

大衆の支持はえられない」なのか

 

ただの一人の支持もえられない」なのか。

 

前者なら特に必要ない。僕は道化師になり損ねて、ここに流れ着いた人間だ。

後者だったとしても、問題ない。

己の鬱屈など、他人には聞くに堪えない。

それで愛想を尽かされても、誰に疎まれてもしょうがない。

くらいに開き直っている。

 

「なら、大学ノートでも買って、一人で自己満足に浸ってりゃいいじゃん!」

あなたは言うだろう。

それでは意味がない。僕の叫びを他人に見える形にして

それでも共感してくれる人を見つけて初めて、このブログは成功と言える。

 

幸いな事に、その願いは叶うかもしれない。だからこそ考えていた。

このまま悪態をつき続けるのは、彼らのためになるのか?と

知らずのうちに嫌な奴へ。

味方になってくれる。という事は、彼らだって、それぞれ不安になる事を抱えながら

暮らしているはずだ。

 

それでも、なんとか前向きに生きよう。としている彼らに、僕の愚痴は

悪影響を及ぼしてしまってはいないか?

 

立ち上がれずにうずくまっている自分を棚に上げて、はるか前を走っている彼らを

引きとめようとしてはいないか。

 

希望を信じて走りだそうとする足をとって、地面に叩きつけようと

してはいないか。

 

それは僕が一番嫌いな人種のする事ではなかったか。

 

僕はいつの間にか、現実は厳しいんだ。と自慢げに呟く奴になっていた。

このままでいるのは、嫌だ。

人の出会いに、現実もネットもない。

かといって、僕には無職ライフ楽しいぃ〜とハイになる余裕はない。

バイトすらしておらず、年金すら自力で払えない現状を肯定する事はできない。

 

こんなブログを理解してくれた人々が失敗してしまっても

「それはお前の頭で考えないから悪いんじゃん!」などと

持ち上げてから落とすような真似はできない。したくない。

 

それでも、僕の本音から、自信をもって言える希望とはなんだろう?

 

遠い日の僕、一生、誰とも分かり合えない。と決めつけていた彼に言いたい。

 

そんな事はない。と

 

ブログを書き始めてから、しばらくして始めたTwitter

バカ発見器だと侮っていたけど

だんだん、会話できるフォロワーさんが少しづつ増えていった。

 

使い始めてしばらく経つけど、僕はSNSの出会いを胡散臭いと

決めつけていた。

 

でも、考えてみれば、君の言うとうりだ。

現実で顔を合わせたとしても、見栄を張ってしまって

本音など、表現できない。

この空間なら、ありのままの自分を出す事ができる。

 

自分で言ってたのに。画面の向こうにいるのは、生きた人間。

少なくとも、

 

会話ウインドウに1~3の選択肢が現れて

それを選べば、特定のリアクションをとるプログラムに

この感情を覚えた事はない。

 

この心情を共有できているか。確認する術はないため、「僕は」とつけるしかないけど

 

バカな話で笑いあえる人に会えた

 

なんてひどい世の中だ。と肩をたたき合える人に会えた

 

好きなゲームの話ができる。共通の趣味を持った人に会えた

 

ただの落書きなのに、讃えてくれる人に会えた。

 

彼らと出会えて、僕がうっすらだけど、思い出した事がある。

 

僕は、人を笑わせたいんだ。泣かせたいわけじゃない。

現実が、僕を引き戻して、生活の話をすると、悲観した事しか言えない

でも、本当に、少しづつ、何か、笑える記事を。

とりあえず映画かな。そんな詳しいわけでもないから、面白くする

自信もないけど・・・・

とにかく、自分の意見を発信するのも、人と関わろうとするのも

絶対に無駄じゃない。

どんなにくだらなくても、受け入れてくれる人がいると信じられる。

そういう人々に出会えた。

 

孤独じゃない。

 

恐らく、ミミにタコができるほど聞いた言葉で

「あなたのご活躍をお祈りしています。」程度の効力しかなく

あなたの人生に、全く責任を持てない僕が言うべきではないのを

承知で、それでも、言いたい。

 君はおかしくなんてない。君は一人じゃない。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居場所の作り方 初心者編 自身を必要とする理由を作る

人間の生きる意味や、目的。薄っぺらい人生を生きてきた僕には

わからない。以外答えられない。というか、わからない事しかない。

 

しかしどうしても言わざるおえない。あの日の拠り所を探していた

自分にかけられるのは結局

 

「やりたいことをやれ」という

 

よく目の当たりする言葉だけだった。

 

新学期(ほぼ)6日目

9月も始まって6日たつ。その後、いかがお過ごしだろうか。

僕はあの記事を書いてから

 

senbeibj59634hu.hatenablog.com16才の彼のまぼろしを消せないでいる。

あの時の僕に言える事・・・いつもの僕ならば

「この先、生きていてもいい事なんてないから、今のうち死んでおけ。」

とでも言いだすのだろう。

 

しかし、あの放送を見てから、違和感を覚え始めた。

それでいいのか。

本当にそんな言葉をお前は彼に吐くつもりなのか。

死にたい。と呟くのは、生きていたい気持ちの裏返しだ。

本当はわかってるだろ。

 

楽しく生きていたい。笑っていたい。でも、うまくいかない。

なんで、自分は、自分なのだろう。もっとうまくできたはずなのに。

期待して、失望して、己への不満ばかり大きくなる。

書いた本人でも、実際の有様から遠ざかった表現すぎて

読んでくれた人に伝わるかどうか不安だ。

でも、人に伝えるとしたら、

 

頭の中に小さな部屋があって

物心ついた子供の、ペンでひたすらぐるぐる丸を付け足した落書きが

日を追うごとにどんどんでかくなっていき、部屋から溢れ出しそうな感覚。

どれだけ押さえつけても、どんどんでかくなっていく。

 

そんなモヤモヤを消せない苛立ちを抱えて生きる辛さを

僕は忘れてしまったのか。

 

思い出せなかったわけじゃない。ただ

僕の暮らしは良くなったとは言えない。

 

あの時から変わらない。それどころか、悪くなった(ように見える)

自分に腹を立てて、過去の自分に八つ当たりしているだけだ。

これでは、余計に惨めになっていくだけ。このままではいけない。

 

本音、ずっと前に押し殺したはずの気持ち。

僕のなりたかった自分。またわからなくなる。

いいや、わからないはずない。自分の声だ。聞こえない訳もない

 

金持ちになりたい。ある。でも、絶対じゃない。

人気者になりたい。ある。でも、そこまでじゃない。

普通の人になりたい。

 

確かに、昔から、何かなりたいものを言うと

「◯◯になるのは難しいよ。普通の人になりなさい。普通の生活こそ一番幸せだから」

僕は言うとうりにした。でも、他人を責められない。

本当になりたい物なら、人になんと言われようと、やり始める。はずだ。

もちろん。途中で諦めたからといって、全ての道を閉ざしてしまう

はずもない。

 

 

誤算だった。僕は、「普通の人なら、簡単になれる」と解釈していた。

社会の標準に合わせるのがこんなに難しいなんて、大人達は教えてくれなかった。

 

ただ、金も名声も標準も書き出してみるとしっくりこない。

 

僕のなりたい人は・・・

自分に生まれたのを呪ってうなだれながら歩いている人間に

 

「大丈夫。君は生きていていいんだ」と自信を持って言えるようになりたい

 

どうすれば、そうなれるか。はこの瞬間の僕では、見込みすらつかない。

でも、なにか、輪郭線のような物を掴めそうな気がする。

 

掴んだ。と思っても、消えてしまうし、全部間違いだったように

思うときもある。

それでも、追いかけ続けるのを諦めたくない。

きっともっとわかりやすい言い回しはあるのだろう。

でも、今の僕にこれしか言えない。

 

そうでないと、座り込んだ少年に止めを刺すような真似になる。

そんな事はしたくない。

 

やりたい事。憧れているけど、手が届きそうもない事。

やりたい事をやれ。と言われても、そもそも、「やりたい事」

自体ない人もいるだろう。僕もそうだった。

だからこそ、そこに付け足して

 

やりたい事というのは、こんな事が出来たらいいな。と思っていたけど

自分にはどうせできないだろう。と諦めていた事。だと、いってみる。

 

サイコパスでない限り、それは、ポジティブな物であるはずだ。

 

これは、自慢にとってほしくないけど

僕は以前、絵を描くなんてできっこない。と思っていた。

でも、一年続けていたら

対象が目の前にあると、なんとか真似できるくらいにはなってきた。

そして、好きな物を書いているときは、とても楽しい。

 

そのときの僕は、確かに、自分を肯定できている。

 

無論、世間からはそんなのただの自己満足だ。

と警告される事もある。

 

かといえば、うまいね。と褒めてくれる人もいる。

人の感性はいろいろだ。

どちらも素直に受け取ったほうがいい。

 

不思議と僕は、続けている。

 

僕は、絵を描くという作業をする事で、無職という現実から逃げている。

ビルを見て、あそこがああなってるんだなぁとか考えていると

現実を忘れる。こう書くと、ネガティブな気もするけど

僕には、家の中にずっといる事はできない。

暗い想像しか出てこないから。

僕は逃げている。でも、後ろ向きとは言ってない。

これが今の僕なりの前向き。

 

居場所を作るにはまず、自分でいていい理由を作る。

その一つの方法として、なにかやりたい事をやるのだと、飲み込んでいる。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの日か アーマードコアの新作をプレイするまでは

僕は死ねない。ps4の高画質で、フロムが作る変態クオリティの実写?

OPムービーを見るまでは。

 AC新作はよ・・・はよ・・・( ;  ; )

人型ロボットは日本独自の文化と聞いた。

外国の映画、例えば、「エイリアン2」のパワーローダーや

マトリックスのAPU、第9地区で主人公、ヴィカスの乗ったパワードスーツ

最近のゲームだと「タイタンフォール」のタイタンもそうか。

どれも鉄臭いメカっぽさに溢れていてクソかっこいいけど

腕に直接銃を取り付けてみたり、頭がなかったり。完全な人型ではない。

確かに、合理的にみれば人間に似せる意味はない。けど、なんか物足りない。

 

やはり、夢見るちびっこの頃から戦隊ヒーローのわざわざ合体してロボになる

あいつや、胸にライオンの顔をつけた勇者王、ガンダムといった、

王道?に親しんだ身としては、五体満足でやっと本望なんだと思う。

 

それを考えると、この頃のロボ成分の少なさは苦しい。

特に、メカ変態秘密結社と名高い、フロムソフトウェアの看板(だった)タイトル

アーマード・コア」は全盛期、ほぼ毎年新作を発表していたのに

今年7月で20周年だったにもかかわらず、企画しています。の一言すらない。

このままでは、メカ要素欠乏症でどうにかなってしまいそうだ。

欧米のゲーム会社は手足のあるロボットとの友情を描いた

アツイゲームを作ったというのに・・・・

ここらへんで「アーマードコア 再始動」の発表を聞きたい。

一つ目のロボットって、いいよね。

ガンダムは大好きだ。でも、どちらかと言えば、「ガンダム」自体より

脇に出てくる量産機のプラモデルばっかり作っていた。

特に顔が正義()な連邦軍のやつより

敵のジオンの誇る名機の動力パイプが好きで、2000円前後の

部品数の多いガンプラを買ってもらったとき、ビーズのアクセサリーみたいな

作り方に感動した。

目が一つしかない、悪人づら?な所もいいし

やつらの、モノアイ(カメラみたいな物)をウィンウィン動かして

敵を探す所はすごくかっこいい。

しかし、量産機である限り、やられ役以上には、なれない。

主人公は常にガンダム。僕は満たされない何かを抱え生きていた。

そんなとき、当時僕の住んでいた街にあったラオックスのゲームコーナーに

飾ってあったのが、

 

アーマード・コア3 サイレントライン

アーマード・コア3 サイレントライン

 

だった。

激ムズのゲーム性

パッケージを丸々ロボットが独占するインパク

一つ目なのに、やられそうもない存在感。胸についている機関銃。

全体のディティールの多さ。

なんと言えば良いのだろう?

メカ好きのロボットに思い描いた物を全て入れましたみたいな感じ。

購入しない理由を見つけられなかった。

MGS以外ほぼ仕事をしていないPS2を引っ張りし、早速プレイ。

けど、そのゲーム性は大衆向けのゲームに慣れた小学生には

目が点になる難問だった。

このゲームは、500以上あるパーツ、

*1

を組み合わせて自分だけのロボットを作れるのだけど、

それぞれのパーツにものすごく細かく数値が設定されており

それを見誤ると、思った通りのパフォーマンスを発揮してくれない。

ちょうどカスタムロボを難しくした感じ。と言えばいいだろうか。

 

いざ自分の分身を作り上げても、次は操作だ。

アーマードコアは、コントローラーのボタンを全て使っても、足りない

という都市伝説を持つほど、操作がややこしい。

特にこのPS2時代は、平行移動を、L1ボタンとR1ボタン

直進、後退にアナログスティックを使い

敵に攻撃するときは、ロックオンサイトと呼ばれる四角い枠をL2とR2で上下させ

前述の移動を駆使しながら、相手を捉え続けなけらばならない。

 

さらに、ここから荒廃した未来世界をだれにも縛られない傭兵「レイヴン」

となって生き抜いていくミッションモードも一筋縄ではいかない。

「企業」と呼ばれる集団から、「依頼」というクエストを受け

敵を倒すのだけどミッションをクリアしたとしても

機体の修理費と弾薬費は終了後の出資報告画面で引かれてしまう。

 

しかもフロムソフトウェアは、そのゲームの難易度でも

有名な会社だ。

実際、僕は初心者最初の鬼門である、中ボス「デブヴィクセン」に

心折れるほど敗北し、ゲーム自体1年ほど放置してしまった。

かといって、捨てるのはできなかった。

そういう、魅力、メカへのこだわりがこの作品にはあった。

 

ここまで書いてとてつもなくめんど臭いように思えてしまったけど

慣れるとこれが特別な爽快感に変わっていく。

アーマードコア」は全てが複雑なゲームだ。

しかし、それらはまさに

 

「自分だけのロボットを作り、厳しい世界を生き抜く」

 

という独自の世界観を作るために、なくてはならない物だという事。

 

大衆受けするゲームではない。でも、気に入った人にはたまらない

ロボットの「ラーメン二郎」といっていいだろう。

生きてく理由なんて、たいした事じゃなくていい・・・かもね。

僕はこの作品の新作が出るまでは死なない。生きる目的をそんな陳腐な物に

設定していいのかは、わからない。

僕は今まで、死にたい。それだと、来週のジャンプが読めないないな。

じゃあ死なない。という具合で、生きてきてしまった。

 

これが正しい。とは言えない。

そんな行き当たりばったりだから

こんな場所に辿りついてしまった。

本当は、その時点でしっかり悩むべき。なのだろう。

 

だからこそ、もし、あなたが、悩んでもなやみきれなくて

死を身近に感じてしまった場合は

どんなにテキトーな理由でもいいから、この世への未練を残しておく。

という選択肢を視野に入れておいても、いいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

*1:それぞれ頭、腕、脚部、ラジエータFCS、ブースター、武装のカテゴリに分かれる