キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

働かざる者はなぜ喰ってはいけないのか?

あけすぎてまるでおめでたくないけど、世間のならわしには逆らわない方がいい気がするから、言っておくよ。あけましておめでとう。

 

なんでこんなに更新が空いたの?疑問に思うほど気にかけてくれる読者がいるか?がまず疑問だけど、まあいいや。

 

 先月末から、バイトを始めたせいで、ブログを更新できなかった。書く時間がまるでなかった訳じゃない。

 

ただ、一日中部屋の中にいて、持て余していた時間を正当化したかった頃は、義務感の

ごとく書いていた。

 

でも、バイトとはいえ、社会に参加するようになったら、今まで自分がしてきた事が

無駄だとわかった。

 

だって、人間は働かなければ生きてはいけない。それがこの社会の当たり前のルール。

それ以外は惰弱の言い訳だ。

 

「働かざる者食うべからず」このセリフが、こだまのように心に反響する。

 

ただ、問題は以前山済み。特に最近、気になりだした事がある。とても困ってるんだ。

ニート期間が長すぎたからだろう。

 

働いている間、「この仕事に意味はあるのか?」「これがやるべき仕事なのか?」

 

言われなくてもわかってるさ。25超えた大人の考えるような事じゃないって。

 

ただわからないだけさ。どうしてやりたくない事をやらなければ、生きていけないんだろう。

 

どうしても考えてしまう。人生。自立。将来。金。生きるって何だろう。

働くってなんだろう。

 

どうしてやりたくない事をやらなければ、人間は生きていけないのか。

働かざる者が喰っていけないのはなぜだろう?

 

働いても、安心が手に入る訳じゃないのね。

働く。といっても、期限付きの短期バイト。安定した収入を得られるようになった訳じゃない。

 

未だ足元は不安定。なのに、一定の期間が過ぎたら止められると考えると、安堵した。

 

終わりが来ない恐怖。自分はいつまでこんな場所にいるのか?という不安。なぜそんな

ものを感じるのだろう?

 

君の言う通りさ。低学歴ニートの立場でなぜ仕事を選り好みできるのか。まだ理解していない。

 

自分が何にも特別な存在じゃない。って。

 

たとえ、わかり始めたとしても結果は変わらない。今度は、期間が過ぎてからはどうしようだ。

 

また新しいバイトを探すのかい。今度は長期?それとも短期?誰かに、終わりを宣告されないような仕事は、もう自分には出来そうもないのに。

 

この先の自分。考えたくなんてない。でも、夜の眠れない時間は、それを許さない。

遠い未来。これから生きていく長すぎる人生。

 

どうしても破滅のビジョンしか描けない。少女終末旅行の見過ぎかな。

 

これからの自分も不安だ。なのに、今、この瞬間の自分すら安心できない。仕事は簡単

だからこそ、ミスは許されない。

 

いつも言われてきた事。間違えるたびに。「なんでもこんな事もできないのか」

その言葉と共に突き刺さる彼らの視線。

 

エレファントマンを見る人々はこんな風なのかもしれない。エレファントマンを見た事はない。ホラー苦手だから。

 

今日教えられた事。明日できなかったらどうしよう。明日失敗したらどうしよう。

今日は優しかったあの人も、明日には落胆と憐憫の目でこちらを見るようになる。

 

だから長期のバイトは嫌なんだ。長くいれば、いるほど、アラが見えてくるようになるから。

 

どうしよう。どうしよう。いくら大丈夫。と言い聞かせても、ごまかしにならない。

 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン・・・・

 

年々大きくなっていく。

 

チクタク、チクタク、時計の音がうるさい。人生の残り時間が減っていく音。

うるさい。黙れ。黙ってくれ。頼むから・・・

 

 心臓の音が近くに聞こえる。眠れない。うるさい。黙れ。止まってくれ。

この鼓動がしなくなったらどうなる?どうでもいい。

 

希望を抱いて生きた明日が、期待はずれの現実になる今日を迎える恐怖は、もういらない。

別段、生きている理由もないのだから。

 

止まれ。止まれ。止まれ。そう念じているうちに朝になる。一睡もできなかった。なんてことだ。年々状況が悪くなっていく。今までこんなことなかったのに。

 

職場に行きたくない本音と、起きていなくてはならない状況で襲ってくるクソ眠気を

呪う。

 

皮肉にも、仕事自体はなんのミスもなかった。徹夜したバカでもできる内容だ。つまり

誰がやっても同じ。多分機械でも。

 

一睡もできなくても、仕事はできる。仕事も、僕も、所詮その程度の存在だ。

 

働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり。

 

もしかしたら、ニートだった時の思考こそが、一番希望に満ち溢れていたのかもしれない。

 

今はどうしようもないが、働き出せばなんとかなる。働いて金を稼げば、生活は、少し

楽になるはずだ。

 

あれも、これも、とは言わないが、働いて金を貯めて、欲しい物を買えるはずだ。

何を買おう?PS4スマホ?敗れたズボンでもいいね。

 

反省するよ。現実はそんなに甘くなかった。

 

当然だけど、人間には物欲以外に最低限生きるために不可欠な欲望。最低限の必要経費がかかる。

 

 

ゼロが減っていく預金通帳を見つめ、どこぞのポジティブ論を胸に言い聞かせる。

 

大丈夫。まだ半分も残ってる。まだ大丈夫さ!

 電気代、「どうも。」

 

ガス代「おっ金入ってんじゃん」

 

食費「はっ?調子こくなし」

 

まだだ!まだ・・・・燃えかすとかした千円札を握りしめた僕に手を差し伸べる存在。

 

国民年金「年金払ってね!義務だもん!」

 

通帳は再びZEROに戻った。

 

これでは、働いていない頃とたいして変わらないじゃないか・・・・・

 

国民年金は若者が老人を支えるシステムというけど、少子化が謳われるこの国では、

老人になった僕を支えてくれる若者はいない。と言われている。

 

貰えるかわからない金を投資するって、まるで博打みたいだね。

貰える年齢も年々上がっていく。もしかしたら一生もらえないかも。

 

誰かがいった「人間は一生働き続けなければならない」つまり、この不安が、悲しみが

生涯続いていくということ。

 

ならそこまで生きていたくもない。将来のため。というけど、絶望しかない未来になぜ

生きていなくてなならない。そこも疑問だ。

 

現実は、今、この瞬間を生きるだけで精一杯だというのに。

 

 この国の国士の皆さんは、口々に、「働かざる物食うべからず」という格言をしゃべる。まるでそれが先祖伝来の昔からあった常識であるかのように。

 

みなさんも御存知の通り、これは、新約聖書の慣用句であって、元々は欧米の考え方だ。

 

どこぞの映画のセリフを思い出す。「ここはまだ日本か」

 

それとも、ツイッターの有名な画像が物語るように、「弱気をくじき、強に媚びる」

のが、この国の人間の国民性だというのだろうか。

 

確かに、彼らは「逃げるな。戦え」とのたまう。これもおかしい。なぜなら、本来文句をいうべきは、逃げ惑う民衆ではなく、襲い来る暴君であるはずなのに。

 

「働かざるもの食うべからず」

 

その意味がわかった。この国の人々は、働きたくない。のである。

本当は寝ていたい。グータラしていたい。上司に文句を言われたくなんてない。

 

でも我慢する。生きていけないから。恐らく、

 

みんながやっているから。が大好きなこの国の住人。もしみんなが働かなくなったら

生きるのに最低限の金をもらったら、この国の人々は働かなくなってしまうだろう。

 

この国の、いや、この世の労働に、生きるのに最低限以上の価値など、ないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年が終わる。最悪な一年。来年の目標は。

一年が終わる。だからなんだ。としか言いようがない。

年越しが喜びだったのは遠い昔。今は一つ年をとるというだけの恐怖と虚無が遅いかかるだけの行事だ。

 

 春は花粉症がうざい。夏はクソ暑い。冬はクソ寒い。去年より寒くないか。

一年の終わりをまるで避難指示により住人がいなくなった街にいるような

静けさと共にすごす。

2017年を振り返っても、なにがあったのだろう?

 

無職の生活なんてそんなものだ。一年。なにを得たのだろう。

 なにも。自分の存在がなんなのか。人生とはなんなのか。生きるとは。

家の中でじっとしていると、壮大な哲学について考え出す。

 

自分に価値がない。という自覚があるから、それを補おう。と必死になるがあまり

頭が良い人アピールをクソブログに書きなぐっても、1円にもならない。

 働かないでいると、なにをしていても、虚無感がひどい。

 

自分が楽しいと思える行動も「こんな事をしている場合じゃないよな。」という

得体の知れない場所からの忠告が現実と向き合うように警告してくる。

 

 

もしかしたら、人間は暇になるのが怖いから働くのかもしれない。勿論、生きるために

は働かなくてはならない。正確には、働く事によって金を得なくてはならない。

ただ、働き出すと、やりたい事は、「家帰って寝る」以外存在しなくなる。

 

 生きるとはなんだ(哲学)

金があれば時間がなく、時間があれば金がない。まったくうまくいかない。

生きるためには働かなくては。しかし、ただ、働いているだけでは生きている

気がしない。そこでまた、「生きるとはなにか」という自問が始まる。

 

 

人生とは?例えるならクソ面白くもないくすごろくのようなものだ。

スタートからゴールまで、大した距離もないのに、「振り出しに戻る」コマ

ばかりがやたらとあって、地獄の行軍の果てに進んだ距離はたったの2,3マス。

 

 

どれだけサイコロを降っても、まるで前進していない。ニートを一年続けて

わかった。人生はゲームではない。ゲーム。というのは、人間を楽しませるために

作られている。

 人生よりも、人生ゲームの方が100倍エンジョイ出来る事は言うまでもない。

 

ならばなぜ、楽しくもない人生を生きるのだろう。なぜ生きていたがるのか。

いや、多くの人間は、生きていたい。のではない。結果として、しょうがなく

生きてしまった。のだ。

 

 

目を見張るような体験などない。達成したい目的などない。

 生きている理由を考えるなんて時間の無駄。それを知っているから

同じ時間をお金に変えるために生きた心地のしない職場へ急ぐ。

 

 そして気がつけば体が思うように動かなくなり、どこへも行けなくなっている。

巷でよく言われているように、人間は死が近づく程、生にしがみつく。

若い時は死にたがるが、年を取り、自身の命のろうそくが燃え尽きるのが近い。

と悟ると、生きている。という状態にしがみつく。

 

良いか悪いか。はわからない。ただ、おっさんやおばさん。というのは、自由だ。

マナーが悪いのは若者よりむしろ壮年の方が多い。

なぜか。この国では年齢が絶対的な勲章であり、権力でもある。

年寄りは大切にしましょう。年長者は敬いましょう。無条件で。

 

 

おっさんはおっさんで生まれてきたわけではない。

ベンジャミンバトンのように若返っていくわけでもない。

若いとき、年長者に抑圧された感情を、自身が年を食って同じ地位を得たとき

なぜかなにか偉業を成し遂げたように勘違いして駄々っ子みたいな王様になる。

 

なにを言っているのかわからない。

ヤニでボロボロの歯の隙間から 漏れる言葉、言葉のトーンから罵声であるのはわかる。

若者はいつか老人になる。

目の前にいるおっさんが、自分の30年後の姿だと思うと、生きている理由とは?

虚無の世界に戻ってきてしまう。

 

 働なくなったときのために金は貯めておけ。とせっきょうする老人は少なくないが

困ったことに、僕は働なくなるまで生きていたくないのだ。

しかばねのようなおっさんになるなら。

 

ワンパターンから抜け出せ。

生きている理由はわからない。ただ、人生がすごろくのボードの上で行われている

というのなら、同じところを回っているのが嫌になった。どうにかして、

ボードの外に出なければならない。

「とにかく遠くに行きたい」言いようのない心の叫び。

 

それは、今まで一度も行ったことがないところへ行きたい。一度もやっことがないこと

をしたい。という願望。

 

最近短期バイトを始めた。バイト。しかも短期。期間がすぎればまたニートに逆戻りだし、このバイトを長々続けなくもないジレンマに陥る。

でも、それでも、どこか遠くへ。

 

暖かくなったら、海が綺麗見える場所へ。もちろん。現実が作り出す理不尽は

理想や希望を打ち砕こうとする。でも、それでも、その光景を思い浮かべるだけで

少しだけ、生きるのが楽しくなる。未来に希望を持てる。

 

生きてしまった後悔ではなく、生きてきたんだ。と胸を張れる日が来るまで

生き続ける。それが来年の目標かな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一生やりたい仕事。ってなんだろう。

献血は若者の義務です。」

 

何十回聞いたかわからないアナウンスが鳴り響く中

僕は歯医者の診察台のような所に寝かされ

利き腕に針を刺される。

 

看護師が怪訝な顔をしている。

普通なら、1秒も下からない出来事だ。

しかし、血管が出にくい体質で

採血から全力で逃げ回っていた

人間の腕は、何十回と針を刺される。

 

担当は数十分、苦闘した末

 

血が出ないなら、心臓を取り出せばいいじゃない!

とヒステリーを起こし

ナイフを突き立ててきた。

 

なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ。

僕はただ、生きていたかっただけなのに・・・・

 

寝ても覚めても悪夢が終わらない。

悪夢を見ているときに早く目覚めるコツを教えようか。

目を開けろ。と、唱えながら眼球を覆う筋肉を

バールのようなもの

こじ開けるイメージを持つ。

 

脈絡のない、いやな出来事は

頭の半分は夢ごごちでも

頭の半分は脳の作った0円VRだとわかっている。

 

初心者には夢か現実かの判断も難しいだろう。

しかし、睡眠を冷静に分析できる判断力を持てば

現実に帰還するのは、容易だ。

 

一番いいのは、安眠できる事だけど。

 

なんでこんな夢を見たのか。なぜ献血なのかわからない。

でも、原因はわかってる。

求人誌を見ていて親に言われた事。

 

「次に行く職場はずっとやめないでいなさいね」

 

一度入った会社に死ぬまで忠を尽くす。という考えが美徳とされていた

世代からすれば、バイトを転々としている人間の気持ちなどわからない。

 

 

わかってる。生きるのには金がいる。金を得るためには働かなきゃいけない。

でも、いざ働き出したとしても、その働き先に、一生いるのか?

と聞かれたら、答えられない。

 

「やりたい仕事」などなかった。とりあえず生きていたかった。

とりあえず。でよかった。今の世の中で

一生やりたい仕事なんて、どこにあるんだ。

 

 

まさか、無職で一年が過ぎるとは思わなかった。

一歩の前進もなく、時間だけが過ぎていく。

心だけが焦り、足はその場に張りついたまま。

今年の寒さは例年になく厳しい。

それは、寒い。寒い。と煽る天気予報のせいか。

それとも、猶予などない残り時間を

肌で感じているからか。

 

不慮の事故に巻き込まれないのを残念と思ってしまう

自分を呪いながらやり過ごし今日まで。

この生活が、これからも続いていくとするなら

この先の自分は一体どうなってしまうのだろう?

 

その問いに答えようとすると、

肺が縮こまり、半分の仕事しかしてくれない。

 辛い。とても。

 

何もかもが窮屈で、逃げ出したい。

目的地はない。でも遠くに行きたい。行ったことのない遠くに

将来も、暮らしも追いつけないような彼方に。

 

死はとても辛い。しかし

人にとって不安を抱えながら生きていくこと以上の罰があるだろうか。

 

 

 「目標もなく、なんとなく生きているから、そういう事になるんだ。」

 

霜の降りた道を朝日よりも早く出勤する人々が、すれ違いざまにかけてくるセリフ。

爆弾低気圧よりもはるかに冷たいその言葉が心の芯に染み入ってくる。

 

 

なんでなんとなくで生きていてはいけないのか。

なんで不安や恐怖に耐えながら生きていかなければいけないのか

なんで走り続けなくてはいけないのか。

追跡者に追い立てられているように生活しなければならないのか。

バイオハザード2じゃないんだ。

 

なんで、重圧や、屈辱に耐えなければならないのか。

 

そこまでして生きていかなければならない理由が

わからない。

 

消極的だ。と言われても構わない

そういうあなは何を得た?

この世の人は、この目に映る限り

その仕事が好き。というよりも、長い年月いすぎたせいで

そこにいるしかなかった。というふうに見える。

 

終身雇用。それが幸せなのか。わからない。

わからないから困っている。

 

生きるとはなにか。働くとはなにか。

 

どの職場に行っても、みんな口々に

 

「辞めたい」と呟く。

 

みんな本当は、働きたくなどない。

 

でも、生きるために仕方なく働いている。

 

それが義務だから。

 

偽善とはなにか

夢占いで、「献血」と調べたら、偽善という意味があると知った。

なぜそんなものが夢に出てきたのか・・・

この社会に不満を感じているのか。

 

 

夢や希望を歌いながら、一歩外に出れば

お先真っ暗なこの社会。

それを何一つ変えようとしない人々。

 

彼らを批判してはみても、結局なにもできていない自分に対しての偽善か。

 

それとも、義務に支配されて、普通を強要するこの風潮にか。

 

献血が趣味という人を知っている。

体質が合わない奴を理解できないと言われた。

逆も然りだ。

 

一秒、一秒、時が過ぎていく。

無意味な一日が始まる。

 

「働け」という言葉が

生きているな。という当て字に読める。

 

働くとはなにか。

やりたくないことをやるのが働く

ということなら。

 

 

一生やりたい仕事がある。

 

たった一つだけ。

 

「生きる」という仕事が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NASAが宇宙人がいました。なんて報告すればニートは市民権を得られるかもね。

見上げた空の上のはるか彼方。

どこまで広がっているのかわからない

暗闇。

 

そこになにがあるのか。

地球以外に生き物はいないのか

そんな疑問を持っているのは

人間だけなのか。

その問いに答えを出そうと

必死になっている人たちがいる。

 

自分の生活に直接関わらない

なら、どうでもいい。

そう言う人もいる。

いや、この世のほとんどの

人が興味のない話題かもしれない。

しかし、

ある人種にとっては

これほどの大事はない。

 

人の輪の中に入れない

人と何かが違う。

絶対に埋められない何かが。

自分は本当に地球人?

そう感じている人には。

 

 奇人、変人、宇宙人

 

メン・イン・ブラックという映画をご存知だろうか?

缶コーヒーのCMで有名なジョーンズと

ウィルスミス主演のSF映画

 

それまでファースト・コンタクト

が主流だった宇宙人のイメージを覆し

 

宇宙人が都市に住んでいる。という

トンデモストーリーと、銀ピカのクールな武器。

主演の二人のテンポのいいやりとりで

全米が湧いた作品。

 

日本でもヒットし

小さい頃は

スーパーの駄菓子コーナーに

ぶら下がっているメガネを黒く塗ったり

マーブルチョコの筒にアルミフォイルを

巻いて、記憶消すエージェントごっこを

するくらい影響を受けた。

 

 

 

監督が同じというのもあるけど

アダムスファミリーが住んでそう。

と言われた場所に住んでいた頃の話。

 

はす向かいに

羽毛布団を体に巻きつけ、チャリで

町に繰り出しているおっさんが住んでいて

いつも茹でダコのように顔が真っ赤だったから

その奇行も相まって

火星人と呼んでいた。

 

真実を知っている。とばれたら

MIBにニューラライズされるんじゃないかと

ヒヤヒヤしたのは遠い昔。

 

宇宙なんてものに興味が無くなった

のはいつのことだが思い出せなく

なった頃。

  

通りを挟んだ路地の向こう。

表札がなく、名前すら

わからないアパートの一室が

今日はずいぶん賑やかだ。

 

うっすら、あの火星人を思い出す。

まさか同胞と

地球侵略について

打ち合わせでもしているのか。

都心から電車に揺られて約2時間。

最寄り駅から歩いて15分以上

太陽が差し込まない立地の

築何十年のアパートで地球侵略を企む

宇宙人。悪者なのに

スターを夢見て上京した田舎の若者

のような親近感を覚える。

 

メトロン星人のように

ちゃぶ台越を挟んでウルトラセブン

と会話でもしているのだろうか。

 

しかし、ドアの前に

いるメンバーは

アパートの大家を先頭に

警視庁と書かれた

上着を着たガタイの

いい二人組を引き連れている。

 

ウィル・スミスやトミー・リー・ジョーンズ

葬儀屋のようなスーツではないし

ウルトラ警備隊の面影はない。

 

そんな装備で宇宙武器に対抗できるのか?

常識的な出で立ちの疑問も

部屋の住人がただ

奇異の目で見ていただけの隣人

という繋がりしかなければ、百均で買った

軍手のように、記憶から抜け落ちてしまう。

 

「向かいに住んでるおじいさん。亡くなったみたいよ。」

 

その晩親に聞かされた不意打ち。

 

おじいさんは火星人ではなく

孤独な老人だった。

一人の不安を

紛らわすために酒を飲みすぎ

発作を起こした。

 

彼の赤ら顔は

地球の環境に対する副作用ではなく

ただの酔っ払って徘徊しているだけの話。

 

 寂しくなった。

彼がいなくなったから。

ではない。

彼が宇宙人ではなかった。ことに

 

信じたかった。

自分の物差しでは計れない出来事が

この世にはあるのだ。と

 

そして、自分と同じような

他人との間にズレがある人間の存在が

心のどこかで、心強かった。

 

あなたにはあるだろうか?

周りの人間が笑っているのに

自分だけが楽しめないような状態。

 

こいつらは何が楽しくて笑ってるんだ?

そう思わざるを得ない感覚。

 

まるで、周囲が自分とは違う

言語でしゃべっているような。

 

 

周りの人間と何かが違う。

それがなんなのかは説明できない。

 

自分が異常なのか。

自分は人間ではないのか。

頭の中でそんなやりとりを繰り返す。

答えが出るわけもないのに。

 

僕はなんなんだ。そうだ宇宙人だ。

 

宇宙人がいるのか。

ではなく、宇宙人にいてほしかった。

 

 

今もそれは変わらない。

世界の価値観がひっくり返るような出来事が

おこらなければ、ニートは市民権を得られないだろう。

 

それを得られれば満足か?と聞かれてもわからないけど

 

一秒間に地球を7周できる。と言われている光でも

届くまで、とてつもない時間がかかる距離がある宇宙。

 

その暗闇で、人類だけが孤独だとは思いたくない。

 

そんな考えが、大衆に受け入れられる日がきてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ界の第一デパートに、俺はなる。無職の愚痴ブログぐらいあったていい。

時計の音がうるさい。僕が生まれた時から時を刻んでいた壁掛け時計。

その規則的なリズムはまるで大きなノッポの古時計のようにバカでかく

部屋中に響く。

 

常人なら大した事はない。でも、現職が無職の僕には

外界の音はすべて不愉快だ。幼稚園児の笑い声。石油屋の軽トラが

町中を回りながら流す雪やこんこ。そしてこの、ちくったくっという規則的なリズム。

ウルセェな。いっそ電池を引っこ抜いてやろうか。

何度か手に取ったけどできなかった。

生まれた時から動いていたこいつを止めれば

僕の人生まで動かなくなる気がして。

 

 

昔からあったものが消えていく。

あって当たり前だと思っていた物。いて当たり前だと思っていた人。

いずれみんないなくなってしまう。

それが頭に浮かぶと、両目から涙が止まらない。

万人がこうなるとは思わないけど、古いものを懐かしむ気持ちは

共有できると信じる。

ノスタルジーという言葉があるくらいだから。

 

無職といっても、洗濯や掃除をするには

午前中から活動し始めなければ、家事はとても終わらない。

午前7時に起きたはずなのに、洗濯をし、お湯を沸かし

洗濯が終わればそれを干して、その後掃除・・・・

気がつくと、時刻は11時。いつの間にそんな時間が経った?

そういえば、今日はスーパーの特売があったんだ。

卵がもうない。200円以内で買える今日を逃せば

来週までホットケーキはお預けだ。

 

上り坂で相手を振り切ろうとするオーバードライブの篠崎

*1のように

 

チャリを漕ぎついたスーパー。目的のブツは跡形もなく消えていた。

 

家の鍵を開け、辿り着いた玄関に座り込みかつて

あったであろう母さんの苦労を理解する。

遠い昔の女は一日中家にいればいんだから楽でいいよな。

と愚痴られていた日々を思い出す。

それは違うんじゃ・・・と心の片隅がつぶやいたけど

反論するのもめんどくさく、そうっすね。と返していた。

あの時の僕も、うっすら思っていたのだろう。

金を稼いでいない人間はみんな楽をしている。

身につけた知識の底の浅さを後悔しても

過ぎてしまった日々は取り戻せない。

 

他人の事がどうかは知らない。ただ、

昔は自分が見えない範囲で暮らしている人は

みんな楽をして生きている。と思っていた。

 

無職になってわかったのは

人間が生きるというのはそれだけでとても大変なのだ。ということ。

世間がよく言う、正規とか、非正規とか、パートとか主婦とか

関係ない。みんな立派だ。

 

問題はそれを理解できたのは、この世の底辺に落ちた

時だったという事。

今の僕は、ちびまるこの山田くんがマジ、しんどい。と

言っても否定する事はない。

 

この部屋からは全ての人が輝いて見える。だから外の音がうるさいのだ。

この世界の全ての人が幸せな気がして。僕以外の。

 

カッチ、コッチ、コタツの天板に突っ伏していたら

余計に時計の音がでかくなっていく。いったい僕は何をやっているんだ?

今年もあと1ヶ月しかない。自分の状況はまるで好転しないのに、時間だけは

前に進んでいる。だからこんなに時計の音にムカつくんだろう。

この先僕はどうなるんだ?来年もこのままなのか。そんなのは嫌だ。

嫌だ。何もかも。

 

部屋の中に居たくない。かといって近くにも行きたくない。

できるなら遠くに行きたい。

もっといえばそのまま消えてしまいたい。実行する金がないのは

幸運なんだろうか・・・・

 

考えるのは疲れた。

そのまま電車に飛び乗る。最近この乗り物が好きになってきた。

地下鉄の路線図を見ているとワクワクする気持ちわかる人いる?

あの地図は見ていて楽しい。行くとなったら大変だけど。

そしててやってきた街。立川。

小さい時は夏休みにここで映画を見たり

デパートでおもちゃ買ってもらったり

したっけ。

 

再開発の影響で、僕が子供の頃よりも風景は少し変わった。

新しいものができたり、前からあったものがなくなったり。

 

第一デパート。という商業施設をご存知だろうか。

立川の北口にあった、小汚い

レトロな雰囲気の建物。説明がめんどくさいので色々省くけど

要は、中は昭和テイストなエスカレーターが駆け巡り

今の商業施設のように、整頓された作りではなく

案内板もないから度々道に迷うんだけど

その分、ハクスラ系のゲームのようなワクワク感があった。

誰が買うのかわからないほどマニアックな品揃えの専門店が並ぶ。

僕はここに入っていたプラモ屋の

アーマードコアのプラモデルが飾られたケースを

眺めるのが好きだった。

 

無くなると聞いた時は、なんとも思わなかったけど

実際存在しないところを見ると、とても寂しい。

 

人間はめんどくさい生き物だ。存在するうちはなんとも思わない。

なくなってからなぜ。と悔やむ。それは建物も他人も同じ。

 

それはブログにも当てはまりはしないか。

最近の商業施設は綺麗だ。避難経路とか考えたら

そうせざるをえないんだろうけど、整い過ぎて人間味がない。

人間味がないのは、面白みがない。

もちろんフードコートは好きだけどね。

 

このブログは、誰に必要とされるか分からないほど

マニアックだけど、誰にも必要とされていないわけじゃない。

少なくとも、読者はゼロにはならない。

書いてる本人が楽しんでいる。

なら、ブログの第一デパートに僕はなる。

 

帰宅した後、電灯に照らされ壁掛け時計。

27年も壊れずに時を刻み続けた古き良き日本の物作りの

結晶を、少し拭いてやった。

そこにあるうちは気にしなくても

なくなったら悲しい。

 

僕の寂しさを埋めようと必死になってくれている

この音を

少しでも長く聞いているために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:

2005年〜2008年まで、少年マガジンで連載されていた安田剛士氏の自転車競技漫画。アニメ版のOP少年カミカゼの歌う)WINDER ~ボクハココニイルを久しぶりに聞いたら涙が出てきた。

 

高橋優が同じ空の下の歌詞に込めた意味。無価値な無職でも生きていたい。

高橋優、同じ空の下の歌詞に無職号泣。

 


高橋優「同じ空の下」

 

 

高橋優、同じ空の下の歌詞に本人が込めたものとは

高橋優氏は、同じ空の下の歌詞を

 「できるほうじゃない人

コミュニティに向けられた曲」 だと語る。

 無職や引きこもりは「できない人」の代表格だ。

 味方も理解者もいない孤独に潰されそうになる。

 しかし、そんな少数の、暗がりにいる人々に

光を当てられるのが、高橋優

 そして、「同じ空の下」なのだと思う。

 

 

 

高橋優ってそもそもどんな人?プロフィールをざっと紹介。

高橋優は秋田県出身のシンガーソングライター。

出生時の産婦人科で高橋が泣き出したところ

他のベッドの赤さんまで共鳴して泣く。

という覇王色の覇気のようなエピソードを

持つパイオニア

 

大学時代に札幌の商店街で路上ライブを始め

卒業後も映画館でバイトをしながら

映画館のオーナーにそのまま就職しないか。と

打診されたものの

路上ライブを続けていたところ

今の事務所にスカウトされ

2010年の7月にメジャーデビュー。

 

三枚目のシングル。「福笑い」は

東京メトロの宣伝に起用されている。

詳しくは東京メトロ。ガッキーで検索

してほしい。

 

路上ライブ、スカウト、タイアップ

まるで、シンガーソングライターの

王道の展開を行く高橋優。

 

しかし、お菓子のモナカの匂いを吸ってる

時が一番癒されるという

 生前退位する前のりんごももか姫でも

ちょっと何言ってるかわかんない

不思議くんの一面もある。

 

頑張ってる人代表の彼が

なぜ頑張らない無職のための

歌を作ったのか。・・・・

謎は深まるばかり。

 

 

「同じ空の下」のPVでは、3分あたりから

登場する、駆け出しの小説家のような

青年が高橋優本人だ。

 

髪はボサボサ、ヒゲも剃ってない

しかし、不潔な印象を与えないのが

彼の魅力の一つでもある。

 

飾らない。気取らない。

無職ならずともリスナーと

同じ目線に立ってくれる

スタイルが菓子。失礼

歌詞にも反映されている。

 

今、この瞬間、思っていることを

歌にする。

それが

リアルタイム・シンガーソングライター

高橋優なのである。

 同じ空の下。PVのキーパーソン。関根さん。

インスタ映えしないアパートの一室で朝を迎え

真っ先に手を伸ばすのは、お酒とタバコ。

見た目は、しがらみもストレスもない生活を

送っている。ように見えるのが、このPVの

主人公である、関根廣志さん(64)一般人だ。

 

ニュースでよく流れる

外国の空爆された建物の住人の

ような目でこちら見てくる関根さん。

しかし、バンカーバスター

落ちたにしては、綺麗な建物に

住んでいる。

 

これは高橋優のPVなんでしょ?

なぜ歌手でなく、一般人が出てくるの。

というあなた。

 

いい質問です。スペシャルサンクス!池上明氏)

 

これは高橋くんが、

なぜ夢も希望もない

無職のための歌を歌うのか。という

問いへの答えでもある。

 

なりたいものがあっても

それになれる。という保証はない。

どれだけ頑張っても、報われるか

わからない毎日。将来の安定は

保証されず、明日どうなるかも

わからない。

 

毎日、胸に不安がつっかえた

ような生活が続く。

それは、夢を追う高橋くんも

なんで俺は今生きてるんだろう?

という、ヤミヤミの実を食べたような

オーラを放つ関根さんも

同じだと思う。

 

だからこそ、このPVではあえて

高橋優本人ではなく、関根さんを

主人公にすることによって

同じ空の下の歌詞の意味

できない人を応援したい。

というテーマを強調したのだろう。

 

実際、PVに映される関根さんの

心情を代弁する字幕は

無職ならば、写し鏡を見ている

ようなものばかりだ。

 

人知れず、誰にも迷惑を

かけずに消える方法があるなら

今すぐ実行したい。

 

美しいものや、素晴らしいものに

出会っても、心動かされることもない。

 

悲しみから逃れるためにふて寝しても

夢の中まで不安が追いかけてくる

・・・・

もしあなたが、なんでもないふとした瞬間。

理由もわからないのに涙がこみあげてくる。

 そんな事があったら

とりあえず笑ってみるといいよ。

 

気休めに聞こえるだろうけど

口角を無理やりあげるだけでも

苦しい気持ちがだいぶ和らぐから。

ただ、時と場所を選んでね。

不気味な声がする。って通報されたり

しないように。

 

万人に通用する方法ではないし、

問題を解決できた訳でもないから

有益な情報とは言えない。

 

でも、笑いは重要だよ。

生きるのが苦しいのなら特に。

 

それは関根さんも同じだろう。

歯だけは大事にたほうがいい。

総入れ歯だと飯の味が違う。

とのアドバイスは全国の

学校で流すべきだと思う。

 

明日から、歯茎が後退するまで

子供達は歯を磨き出すだろう。

 

高橋優と関根さんと同じ空の下で、生きている。

 

同じ空の下のPV冒頭、信頼できる人間などいるのか。と

ひどく哲学的な質問を投げかけてくる関根さん。

 

義理、人情がない

現代社会では

そんなもの作れない。

 

ちーがーうーだーろー。

 

高橋優が生きている。

義理人情を歌にしている青年が。

 

実際

高橋くんの気取らない

笑顔につられて

笑みをこぼす関根さんの顔は

それまでのどのシーンにもない

生きる気力に満ちていた。

さすが高橋くん。

福笑いを歌うだけの事はある。

 

 

画面越しとはいえ、

同じ無職の人間が生きていると

心の辛さが少し和らぐ。

 

倍以上年の離れた

なんの財産もない老人の

日常が、どんな立派な名言よりも

心に響く。

 

 

人が生きることはとても辛い。

働いている人も、もちろん無職でも。

大事なのはそのしんどさを

共有できる他人がいる事。

 

たいして歩いてもいないのに、

靴づればかり増えるような人生も

悪くない。

 

本当はその人たちに会いにいきたい。

でも、距離が離れすぎている。

 

 

目標ができた会いたい人に会う。

行きたい場所に行く。

働いている人には

大した話に聞こえなくてもいい。

 

今日を生きる。

 

それだけでも十分立派な夢だと思う。

 

同じ空の下は

今から3年前の曲であるため

関根さんが、今どこで

なにをしているのか

はわからない。

 

でも

 

高橋優も

 

関根さんも

 

あなたも。

 

同じ空の下で生きている

 

そう思うと

生きる気力が湧いてくる

そんな奴もいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから正義とは、情けと余裕。あとおっぱい

SEKAI NO OWARIってバンド。あるじゃないですか。

 

こじらせちゃった

 

夢の国に帰りそびれた永遠の少年fukaseと女子受けする、可愛いお姉さんと

 

駅ビルのブランド着始めた大学生っぽい彼と

 

ピエロ

 

実はあれ、僕なんです。

 

ドラゲナイ。

 

 東京のトレンドにあった#確認できない嘘をついてみる。を

拡散不能のクソブログでひけらかすせば、どうなるか。

 

想像してほしい。

 

流行の発信地から遠く離れた無人島。

 

隣のトト◯のクソガキならば、「やーい。お前ん家。おっばけやーしき」という

 

ヘイトスピーチを投げつけてくるであろうボロ屋で口元に下卑た笑いを作りながら

 

独りパソコンのブルーライトに照らされる小太りの道化師を。

 

思い描かれる本人もネット社会の闇を覗いた後悔でいっぱいなのに

 

赤の他人の中でどのようなクトゥルフ神が造られているかは知りたくもない

 

軍艦。動物。etc・・・

 

この国は物を2次元美少女化しないと死んでしまう病にかかっているのか。

 

深淵からくる異形の者どもまでとは・・・・

 

下りてきた。

 

  僕の見立てでは、アニメオタクはワンマンを愛している。

 

世界中の独裁者を2次元美少女化し、彼女たちに働けと説教される

 

ソシャゲを作ればニートの一部地域にいるアニオタは立ち上がるのでは。

 

そうでなくても、指導者原理を説いた彼なんてネット動画は一生珍重する。

 

爆乳のキャワイイおんにゃの子に

 

シベリヤ送りにするわよとか、便所にぶちこんで肥溜めに突き落としてやる

 

なんて言われれば最高金賞受賞並みの褒美。

 

ログイン報酬で某国の城門に貼ってある彼や

 

レアガチャで息を吐くように核発射ボタン押そうとするヤンデレ委員長

 

月一のイベントでは

 

独裁スイッチ握りしめたドラ絵モンを配布すれば

 

空前絶後の大ブームになる前に各国から猛烈な批判を浴びるだろう。

 

世界の政治事情など興味もないのに取り上げてしまう浅はかさ。

 

サブカルに広い知識を持ってる俺アピールしたくてグーグルで調べた知識をひけらかし

 

終いに僕はセカオワの世界観が苦手だ。彼らの、曲はいい。

でも歌っている内容が・・・・・

 

ただ彼は太っていたほうがいいやつに見える。

 

こちらの手元には南極探検隊のコスプレした人がバブリーな時期の携帯を片手に

 

ドラゴンナイト。失礼。ドゥラゲナイッ!。している程度の印象しかない

 

しかし、僕が嫌いなfukaseにもfukaseなりの理由があるに違いない。

 

慌ててyoutubeの公式動画を確認する。

 

CD買えよ。って?確かに

 

ヒカキン氏はドゥラゲナイ!をより完璧にするために

 

fukaseの持ってるあれを密林で購入した。

 

非課金。失敬。ヒカキンですら課金しているというのに。

 

高校生の時に買った手袋を穴が開いても未だに買い換える金もない僕。

 

正論を説く訓練されたファンに、馬の耳に念仏という故事を送りたい。

 

セカオワフリークとの虹色の戦争をさけるための自虐を終え、別サイトで調べた

歌詞を展開し再生ボタンをクリックする。

 

トゥトゥントゥントゥン。ゲームのメインテーマのような出だし。

 

 セカオワらしい圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感(by公式サイト)

を漂わせながらの第一声。

 

トゥデェイイズザサンタデイワンザホーム!

 

・・・・英語・・・!?

 

日時をはっきり覚えていない紅白の副音声で有吉の感想。

 

何歌ってるかわからない。

 

毒舌芸人の芸風がFUKASEを傷つけたかは不明。

 

だけど、確かにこれは。

 

まるで現地人のような生きた発音で歌い上げるFUKASE。

 

この衝撃はハリウッド版仮面ライダー龍騎のOP

 

デッデッデッデデヨーンテッレッレテレー

 

レッツラーイ!

 

くぁ〜めんライドゥアードゥラゴォンナイトゥ!以来だ。

 

待ちたまえ。

 

仮面ライダー龍騎は大衆の自由を脅かす地獄の軍団と戦う

 

孤高で無欲の奉仕者であったライダーが複数登場し、己の目的のためなら

手段を選ばない。

 

まさにそれぞれの正義のために争い合うのも仕方ないと

思えるストーリーではなかったか。

 

FUKASEはそれを理解した上でこのPVを英語にした。

 

決してネットでドラゲナイwwwとかネタにされたのを気にして

 

英語で歌っとけばかっこいいいだろ。という判断ではない、はず。

 

しかしこの時点では周りを回るバックダンサーがちらつき

 

コスプレしたエグ◯イルのごとき印象を受けてしまう。

 

 これではドゥラゲナイッ!どころかターリスカッ!もフォイヤボォも召喚できない。

せいぜいムーンライッ!止まりであろう。

 

足りない。

 

これでは彼の気持ちを忖度するために必要なものは

 

そう

 

おっぱいだ。

 

同じ人間ほど反発する。

そうか。君も帰るのか。残念だ。

 

 

ここからマイケル・サンデル氏も微笑む

これからの正義の話で白熱するというのに。

 

予想以上の直帰率に目論見の外れたちびまるこのような

気分になる。

 

しかし

 

誰もいない会場で観客を煽る地下アイドルを見習い

肉眼では見えないオーディエンスに向けて、講義を続けよう。

 

一段落目で僕はフカセが嫌いだ。と述べた。

まるで磁石の同じ面を向かい合わせたように反発する。

 

僕は自称人嫌いだ。でも、目に余るほど態度に出すことは。鼻かんだティッシュ

投げてゴミ箱に入れるくらいない。

 

過去に一度だけ、僕の心にどストライクだった奴がいた

奴はFUKASEのクローンかもしれない

 

そいつは僕と同じ一人っ子で、好きなものも一緒。でもそいつの他人を見下したような言葉使いや、奴の目つきがどうしても気に入らなかった。

 

それは奴も同じようで、面と向かうと挨拶の代わりに口論になった。

 

行動。趣味。出生。

鏡をみたことがない人と同じ。そこに写っているのが自分だと気づかない。

 

彼を憎む理由を理解した。

僕がこの世で一番嫌いな人間は、僕自身だもの

 

fukaseの過去

彼は幼いころから重度の発達障害を抱え、クラスに馴染めず、他人に疎まれ

中学では集団リンチにあうほど。

 

その後、高校も一年で退学。留学したアメリカでもパニック障害を起こし

途中で帰国。

 

精神病の経歴を生かし、カウンセラーになろうとするも、これも挫折。

自分と未来を常げている橋が全て壊れたような日々。

 

そんな時、周りに残ってくれた仲間ととに結成したのバンドこそ

 

SEKAI NO OWRIであった。

 

親が入院し、真の孤独と同居する事になった僕。

今まで中途半端だった家事。ポットの蓋を閉め忘れて、口うるさく言われたとき

 

気づいたなら、なぜ片づけてくれないんだろう。とイラついた。

今わかった。

 

物に心があるのは創作の中だけ。

動きも、しゃべりも、まして美少女になど、なりはしない。

 

バカみたいに口を開けた湯沸かし器のある、真っ暗な台所で

この家には注意してくれる他人すらいないと思い知らされた。

 

僕はfukaseに嫉妬してたんだ。

世界が終わったような出来事があっても仲間のいたfukase

 

現在進行形で世紀末のような生活を送る僕の周囲を見回しても、誰もいない。

何もない。

 

世界が滅亡してください。とお百度参りした後

飛行機雲を見るたびに北からの使者である飛翔体ではないか。とわくわくし

 

このクソッタレな日々を終わらせてくれるはずの将軍様

 

イカれた男ではなく、したたかな交渉人であった事に失望し

 

時計の針の音しかしない部屋の隅で、一秒ずつすぎていく、だけの人生を呪い

自分を弾き飛ばした社会に悪態をつく。

 

誰もが眉をひそめる存在。でもそれは僕だけじゃない。

他人の声が聞きたくてつけたテレビ。今日も外国でテロがあった。

 

最近のテロリストは、社会に馴染めない若者が多い。

 

逮捕されたり、自爆したのはこいつだ。という犯人の名前の横の( )はいつも同年代。

テレビはダメだ。 ネット動画に逃げる。

 

急上昇ランキングには、イラク空爆する米軍の映像が流れていた。

なぜ見たのかは、わからない。後悔するだけなのに。

 

体裁が良くなるように。と気にして振舞う騎兵隊の乗ったミサイルやマシンガンを

つけたヘリコプター。

 

操縦士が笑いながら悪の軍団に向かって十字を合わせてる。

 

それだけでも、あまりいい気持ちではないけど、胆汁が逆流したのは

そのコメント欄。

 

日本語で、いいぞ。もっとやれ。とか、ザマァといった言葉が並ぶ。

彼らの悪行を知ればこその発言だとしてもこれでは2chのよう。

 

お祭りのような雰囲気に、頭から血が引いていったのは

ミンチになったのは自分じゃない。と言い切れないからか。

 

それとも、攻撃している人々。ついこの間まで、この感覚を

JAPに向けていたのだろうか。と想像してしまうからか。

 

デジタル放送も、光回線からくる情報の洪水も僕を救ってはくれない。

現実に向き直らなければ。

 

出かけたハローワーク。やりたい仕事がないと言う僕

職員は「あなたは選り好みできる立場ではない。現実を見なさい。」

 

RPGの村人のように同じ文節を繰り返す。

 

何も変わらない。どこにも行けない。誰も僕を理解してくれない。

 

僕はクズだから。

 

どうしてこうなってしまったんだろう。僕の何が悪かったんだろう。

 

涙がこぼれないように見上げた夜空。

 

 この時期の夕焼けは写メるほど綺麗だ。

 

でも、綺麗なバラがおろす冷たい空気というトゲは

 

風に研がれ、見えないナイフになって僕に突き刺さってくる。

 

なんで僕だけが、こんな目に。

 

教えてあげよう

それを知るためには戦前まで遡らなけけらばならないかつてアメリカを始めてとした

欧米は自分たちの欲望を満足させようとアジア各国を侵略次々と植民地にし

人々を奴隷にしていたそれに抵抗できたのは唯一大日本帝國だけ

我々の祖先は目の前で苦しんでいる人々を見過ごせるはずもない大和魂をもった

日本人は最後まで冷静に話し合いで解決しようとしたしかし米帝の罠にはまり

そのまま勝ち目のない戦争に巻き込まれてしまった日本がアジア各国を侵略していたというのは戦後日本を乗っ取ったGHQの策略だ奴らは日本人を骨抜きにし自分たちの文化を押し付け日本国の将来を本気で考えていた優秀な官僚政治家を処刑または解雇し二度と役職に就けなくした残ったのは米帝が白といったものは白という人形だけ

この国は日本人のためではなく米帝のために動いている

 

そして、君が社会からはじき出されているのは、君が真実を見極める力を持った

 

真の日本人だからだ。奴らは自分たちに都合の悪い考えを持った人間を

 

恐れ、社会的に排除しようとする。

 

おかしいのは君じゃない社会だ。しかし、自分たちに都合のいいルールを作れる

権力者にコントロールされたこの国で

 

君が生きていて良かった。と思える日はこない。

 

それとも、今までそんな出来事を君は見たのかね。

希望をかけて、いつも受け入れがたい結果ばかり出すこの世界に。

 

骨抜きにされたこの国の大衆は、真実を知る事を恐れ、権力者になびき

顔も姿もない追い風になって

 

自分より小さな存在に石を投げる事で日々溜まっている鬱屈をはらす。

 

いいかい。奴らは、君を、ゴミだと思っている。そしてこの社会のルールに従えと。

 

この法則はもはや変わらない。

レールのポイントを切り替えられる地点はとうに過ぎた。

 

世界が八つ当たりでできている。そして、君はその一生を、野垂れ死か

雨漏りのするボロアーパートでの孤独死で迎えるだろう。

 

ならば。どうだ。そのクソッタレな人生の最後に、この世界のルールに則って

大衆に向けて、その怒りをぶつけてやる。というのは。

 

 

翌週、どこかの大使館にニトログリセリンを満載したワゴンが突っ込み

警備員2人が巻き込まれ死亡。運転主も死亡した。

 

運転していたのは、都内に住む無職、せんべい容疑者(27)

容疑者は一人暮らしで時々、「俺は救世主だ」という独り言が聞こえたという。

 

 

もし、額面どうり、テロリストが僕と同じ葛藤の中にいる。というなら。

 

もし、あの時の僕が、今の僕が、自爆しないために必要な言葉は

 

正論ではなくて。

 

「大丈夫?おっぱい揉む?」と微笑んでくれる人。

 

思うに、この世は余裕がないのだ。何もかもが目まぐるしく変わりすぎて

この世界の金持ちから、貧乏人まで、何かに追い回され

 

振り落とされまいとしている。

 

 

 

けなす人間とけなされる人間が同じだとういのなら、誰もが

不安になっている。誰かに認められたい。という願いを叶えらずに。

 

それは独裁者も一緒。求められる英雄も、悪の魔王もみな孤独だと

いうのなら

 

必要なものはいついかなる時も、そばにいてくれる母性を持った人である。

 

つまり、巨乳のお姉さんをクローンで大量に作り出し、輸出すれば世界平和になる。

 

そう。これからの正義に必要なのはおのののかのクローンなのだ。

 

戦場のメリークリスマス

独特の雰囲気を持つセカオワ。そのスタイルには賛否両々が存在する。

 

しかし、自分のスタイルを貫く姿勢を持ったFUKASEだからこそ

 

カリスマギャルモデル。益若つばさ

キャリーパルパル。失礼。キャリーパリュパリュ。

 

キャリーky・・・・きゃりーさんといったファッションモンスターと

対峙できたのだろう。

 

なるほど。おっぱいの妄想をしただけでこれほど心穏やかになるとは

やはり賢者タイムとブログ製作は相性抜群。

 

ただ、絶対に届かない液晶の向こうの世界に、敗北感が半端ないのも事実。

 

もしこの国が、巨乳のお姉さんの量産に成功したなら

 

FUKASE いや、Dragon knightよ

 

三代目DJ REVOになりたそうにそっちを見ている無職と共に

百万年に一度の聖夜が過ぎた後の朝日を迎えられる

 

本当の友達になろうではないか。