キリギリスはなぜ死んだ?

ニートに生きる資格を

神龍。オラの人生を夢オチにしてくれ。

人生初デジャブ

会った事はない。でも確かに知っている。

ニュースで、今社会問題になっている無職の引きこもりを

特集していた。

いつも興味がないのに、チャンネルを変えることができなかった。

なんとなく知り合いだと思ったのだ。

 

彼は

他人とうまく交流することができず、流れ作業すら満足にできない。

先輩からのありがたい指導もまるで聞いていない。

怒ってもらえるだけマシだという事がわからないのだ。

 

しまいにはバイトすらやめて家の中に引きこもり

食って寝て、他人のせいにする言い訳ばかりを繰り返す

それで何かが変わるわけもないのに・・・

 

さらに救いがない事にその腹いせを2chに書き込んでいる。

ディスプレイに反射した顔、どうりで見覚えがあるはずだ。

 

彼は僕自身だった。

 

  そこで目が覚めた。昨日は徹夜で

友達から借りたバイオハザードをやりすぎた。

ゾンビは怖いし、操作が難しくてうまくいかないイライラが

夢に出たんだろう。

 

 大嫌いな、ニートと呼ばれる人種。

今日を頑張ろう。

あんなダメな大人にはなりたくない。もしなったら、速攻で死ぬけどwww

 

という夢を見たのさ。

中学生の時の僕がよく出てくる。

気の合う友達がいて、将来クソ袋になるなど考えたこともない。

毎日が楽しく

まるで日常系アニメのようだった。

 

僕の全盛期はホーム・アローンのガキ*1

並みに早くきてしまった。頂上に立ったのはほんの一瞬。

そこから先は、道ですらない。どこまでも続く深い谷を落ちていく。

人間にとって一番の不幸とは、幸福を知ってしまうこと、かもしれない。

幸福な過去と、惨めな今をどうしても比べてしまうから。

 

神への無茶振り

毎日神社に参拝している。時間が巻き戻るようにと。

 バカバカしいと思うだろう、しかし、溺れる者はなんとやら、と言う。

捧げた賽銭も、1000,2000では足りない。

神よ。信じる者を救いたまえ。

願いがいつか叶うなら、今がその時だ。

 

あの頃に戻れたら、そこから人生をやり直せたら

どれだけいいだろう。

 戻るのは不可能だとしても

時を止めるスタンドぐらい使えるようになっているはず・・・

 

ザ・ワールド!時よ止まれ!

・・・・・・

もちろん何も起こらないが

現実逃避でもしない限り、息もできない。

 

壮大なスケールの素人ドッキリである可能性。

僕がホームから飛び降りたら、なぜかマットが敷いてあって、

田村淳が出っ歯を隠そうともせずに満面の笑みを浮かべ、

「ドッキリ!大成功〜!」のプラカードを持って駆け寄ってくる。

 

今まで僕をいじめていた人たちも

全員仕掛け人だったんだよ。と

 

  頼むから嘘であってくれ。

こんな毎日は冗談だと言ってくれ。

 

 まぁ実際は電車の遅れを駅員が謝り

あちらこちらからクズへの舌打ちが聞こえるだけ。

 

 

箱庭系映画という線もある。

 

トゥルーマン・ショー

あらすじ

 典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は

どことなく不自然だ。

 

それもそのはず、実は彼の人生は、

隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として

世界中に放送されていたのだ!

 

家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った

彼は、現実の世界への脱出を決意する…。

メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。

映画 トゥルーマン・ショー - allcinema

のように僕の人生は全てがそのままリアリティ番組として

全世界に配信されている可能性。

 

しかし、僕のような人間の生活にどんな娯楽性があるというのか?

 

前記事で書いた「アリとキリギリス」のように

悪目立ちするクズの様子を映すことで、視聴者に「こいつと比べたらマシだな〜」

という安い優越感をあたえ、「こんなやつになりたくないな〜」という不安をあおり

勤労意欲をあげる効果がある。・・・・かもしれない。

 

それでも

もう二度と会えない人達も実は俳優でどこかで生きてる。

そう考えると、少し救われた気がした。

 

以外と大衆受けするかも

それが無理なら、よくある逆境系の映画に作り変えよう。

これまで僕は助走をつけていた。

ここからはどこまでも走っていくのみだ。

こんなに頑張ったのに

成功できないはずがないんだ。

それが映画のカタルシスだろう。

 

これまでの努力は無駄?

あれほど必死に耐えた日々が無価値だ、なんてありえない!

意味はあった。価値はあった。

煌めく光をつかめる日が必ずくる。

 

 これまで起こったこと全部に価値があるんだ。そうだろ。

苦しんだだけ。悲しんだだけ、なんて認めたくない。

 僕はハッピーエンドの映画以外、見ないタイプだ。

 

 脚本の才能ないよ。お前

くそつまらん脚本を書いたのはどいつだ。

お前だろ。

えっ・・・・?

 お前だよ。

君は誰?

このクソ映画の脚本を書いたのはお前さ。

ただ自滅しただけ。自分でつまんなくしたんだろ。

一応言っておくと、人生は映画じゃないけど。

 

 これは映画じゃない・・・?

そう。

なら、ここはどこ・・・・?

現実。

それって、なに・・・・?

少なくも、お前より頑張ったけど、報われない人がいる世界。

 

 なら、今まで僕がやってきた努力は・・・・なに?

「頑張ったふり」

 

僕が受けた痛みはなに?

「大げさに痛がっただけ」

 

僕は一大叙事詩の主人公だろ?

 

現実を考えたら、お前はドン・キホーテだろ。

ドラゴン退治じゃ〜て風車に突撃して

地獄の軍団と葬式帰りの坊さんを間違えて、身ぐるみ剥いで・・・

ただの勘違い野郎さ。

 

 

違う。

 

違わない

 

信じない。

 

信じるか。信じないかは関係ない。

都市伝説じゃないんだ。

 

 

真実は人間を幸せにできない。

 

お前は特別なんかじゃないんだ。

 

 

特別じゃない・・・・

僕の存在は、痛みも、苦労も、全部、無意味・・・・・

そんな現実など糞食らえだ!

今からドラゴンボールを探しに行ってくる。

そして、高らかに叫ぶんだ。

 

シェンロォォオン!

オラの人生を夢落ちにしてくれぇえ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:マコーレ・カルキン