キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

死にたいなら、死ねばいいじゃん。

ここにいてもどうしようもない。ここから出てもどうしようもない。

人間は社会は他人はどうしてこうまでぼくと、摩擦し衝突するのか。

ぼくはどこにいる?どこからきてどこへ行く?

なんでいつもこうなんだ。どうして、いつも、ただの一つもうまくいかないんだ。

なぜぼくばかりがこうなるんだ。なぜなにがしたかったのだ。

なぜこうなるしかないのだ。なぜ?

なにがぼくをとうざけるのか。なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

もうダメだ。解ってるのに何かをすれば、どこかへ行けば変われると、そんなわけが

ないのに。なぜ?なぜ?

生きていたくもないけど、死にたくもない。

自殺したいけど、実行するのは怖い。もしそれで死にきれなかったら?

もっとひどいことになったら?

なぜ?なぜ?

頭がいたい。万力で締め上げられるように。ギリギリ、ギリギリ、

なぜ一思いに潰してくれない。ギリギリ、ギリギリ、いたい、いたい、いたい

ぼくのなにが悪い?常識のなさ?容量の悪さ?

なぜあいつらは、いつもぼくだけを名指しで罵倒するのか?

なぜ?いつもぼくなのか?いつも、いつも、いつも

お互いが気に入らない奴ら、でも、面と向かって喧嘩はしない。

なぜ、ぼくを間に挟む、ぼくにそいつの愚痴を言うな。

男だろ。直接会って喧嘩しろ。

ぼくはそうしただろ。

いつも助けて!と叫んだのに、いつも、自分でなんとかしろ。と突き放されて

ぼくはなんとかしたんだ。自分で。なのに

子供のころと違って社会に出たら理不尽に耐えろ。なんて、馬鹿げてる。

もういつかいいことがある。なんて言葉をつかうのは、やめにしないか?

死にたい。そう思った時が、死に時だろう。

なにもしたくない。なにも、今までしてきたこと、全部間違っているようで。

うざい。うざい。うざい。人間がうざい。

チンケな人生しか歩めていない能無しの分際で、チンケな常識を振りかざして

 

なんなんだ。どうしてぼくなんだ。いつも、いつも、いつも

うざい。うざい。うざい。うざい。

我慢しろ。我慢しろ。なぜ出来ないんだ。今までさんざ我慢してきただろ?

こんなこと何度でもあっただろ?

この先何十年と続いてく人生。こんなこと気にしてたら、らちがあかない。

 

そんな目で見るな。そんな目で見るな。そんなめでぼくを見るな。

あんたの人生がどれだけ偉いんだ?あんたが今までいったいどんな偉業をなした?

いったいなにをしたら、一人の人間にそんな侮蔑の眼差しを向けられるのだ。

どうしてここまで、けなされなければならない。なぜ?

ぼくはまっとうに歩いてきたんだ。真面目に生きてきたんだ。

なのに、なぜ?なぜこんなめに?なんでこんな、なんでこんな。

死ね死ね死ねもう終わりだ。なぜ生きる?もうダメだ。いい加減理解しろ。

なぜ?死ねよ。なぜ?なぜ生きる?なぜ?

もう嫌だ。もう嫌だ。立ち上がるのは、傷つくだけだから。もうダメだ。

解ってるのか?わからないのか?わかりたくないのか?
なにがぼくをここまで、追い詰める?追い詰められている?

絶望って言葉を軽々しくつかうなよ。望みが絶えるってことの本当の

意味も知らないくせに。

どこにも行けない。どこにもいかない。

なぜ?ぼくがばかりが、いつも悪者、いつもぼくが見せしめ。

いつも悪目立ちする。

いつも、いつも、みんながぼくを指差す。いつも劣っっていたから、いつも、

人間なんて大嫌いだ。

もう嫌だ。もう嫌だ。金の心配なんかしたくない。

でも、働かなきゃ。面接の結果はその場でだせよ。なぜどうせつかう気もないくせに

そんな、もっともらしい質問をする?なぜ最もらしい文面を出す。

もう嫌だ。もう嫌だ。なにもかも。だれもかれも。

もう嫌だ。もう嫌だ。

いらいらしている。言葉にできない。物にあたるな。机も、イスも、このぼろアパートに不釣り合いな換気扇も、いつも頭をぶつける。まるでお前は馬鹿だ。と

罵られているように。

外でNHKの職員が契約を迫っている。ならないチャイム。だれもでてこない玄関

一時期は、ドアを蹴りつけて去って行ったけど、今はドアノブを数回、まわすだけ。

人のうちの玄関だぞ。お前らはどんな教育を受けてきたのだ。

いったいどんな人生を歩んできたら、こんなクソ仕事につくのだろう?

なんで生きて行く?日々が過ぎ去る。どうでもいい。どうでも。

春の桜も、夏のセミも、なにも美しくなくなった。ただ過ぎていくだけ。

いつも。いつまでも。なんで生きてるもう嫌だ。

死にたい?なら死ねばよい。だれが止める?なぜ止める?

無責任だろ?勝手にしろ。自分の命だ。自分で決めさせろ。

もう嫌だ。こんなことばかりだ。頑張って、立ち上がって、誰かが、足を払ってくる

高く飛ぼうとすればするほど、強く地面に叩きつけらる。重力には逆らえない。

もう嫌だ。もう嫌だ。なんなんだ。

いつだったか、ぼくの胸ぐらを掴んできた先生。

 

タバコのヤニで薄汚れた口から、これまたゲロみたいな匂いのする唾を吐きかけてきて

やくざのようにぼくに怒鳴った。

「なにが気に入らないんだ!お前は!」

ぼくは思った。

「全部だ」そう言えば、あなたの溜飲が下がったのか?

いつかの老害たぬきおやじ。

今でもイケヌマに媚びを売って、効きもしないビタミン剤を売りつけているのだろうか?

本人が会社にもう、必要のない人間だってこと、一番わかってるだろ?

自分より一回りも年下のチーフに「もうすぐ、定年なのだから、無理をしないでも」

なんて言われて、どんな気持ちだったの?

いつも、ムカついて、それを笑顔の仮面で隠して。

ぼくに八つ当たりするは構わないよ。あなたの言葉は、55歳の大人が言うにしては

とても、心ない言葉だったけど。

あなたからすれば指導なんだろうけど、ぼくはそれをありがたいとは思わない。

なぜって?

だって、それは、あなたの息子さんにするべきでしょう。

35にもなって職に就かず、俺に金を借りにくる。なんて、ぼくに愚痴ってもしょうがないでしょう。

 

おい、似非インテリ。

お前らの教祖、橋下トウルが選挙に落ちてしまったぞ。

支持するのはいいが、支持者がお前みたいなゴミばっかだと、とても

一票入れる気にはならない。

素晴らしい政策も台無しだな。

あと、ぼくに、自分の女の愚痴をいうのはやめろ。

お前がデートで行ったラーメン屋でクーポン使ったからってケチなんていう

女、別れちまえよ。お前にはきっとふさわしくないんだ。

女なんて星の数ほどいるよ。お前の待ち受けの画像に写ってる女アダムスファミリー

みたいだったし。

だから、ぼくに愚痴をいうのはやめろ。お前は昨日休みだったとしても、

ぼくは、4勤の最終日、疲れてるんだ。

なにが、「君はバイトだから、すぐやめれていいね〜羨ましい〜」だ。

俺がやめたら、自分がやめたじゃないか。

言っとくが、おれはこの仕事が好きだったぞ。お前さえいなければ。

父よ。あなたが、自転車のことばっかりに気を取られていなければ、

母の異変に気づけたでしょう。

ぼくも祖母から、あなたが、母を病気にした。なんて言われずにすんだかもしれない。

もしかしたら、僕らは一つ屋根の下で暮らすことができたかもしれない。

会うのはいつも葬式の時だけ。なんてことにならずにすんだかもしれない。

面と向かっても、何の会話もないなんてことはなかったかもしれない。

少なくとも、現在のぼくの心の中であなたがしめる割合が、

挨拶する程度の近所の住人。レベルなんてことはなかったはずだ。

祖母よ。母よ。

あなた方くれたものをぼくは、何一つ生かすことができませんでした。

ぼくはあなたの人生をただ無意味なものにしてしまいました。

あなた方ぼくを呪っているかもしれない。でも、ぼくの頭の中にある宝箱には

いつも、あなた方と笑っている写真が、パンパンに詰まっています。

思い返す幸せは、いつだって過去の出来事ばかり。

現在は地獄。過ぎていく今日、来てしまう明日、どれもくだらない。

しょうもない。未来が来るのが、嫌で、嫌で、どうしたらいいのかわからない。

わかろうとしない。わかりたくない。死ねばよい。という答えしかない。

なにもない。未来は無価値、虚構、虚無、なにもない。ここにはなにもない

空っぽ、くだらない、空っぽの国。上空を見えない電波に乗って飛び交っていく

罵詈雑言。

働けば、働くほど、貧乏になっていく摩訶不思議、でも、考えようによっては、

彼らもただ愚痴が言いたいだけ、みんなわかってる。

これを変えたら、今のような生活はできない。と。

いい加減わかってる。ここは極東にある小さな島国。

でも見栄っ張りの数だけが、他のどの島より多くて、

鼻くそみたいな面積にぎゅうぎゅうになるまで詰まってる。

おかげで、僕らは今日も、こんなに息苦しく日々を過ごす羽目になる。

苦しい。苦しい。どこかに酸素があればいい。

もう嫌だ。なんどいっても、繰り返す、もう嫌なんだ。何度言っても

同じ目にあう。もう嫌なんだ。

人生を修正できる期間が短すぎるのに、そこから続いていく人生があまりにも長すぎる

なんでこんなに。30過ぎて頑張らなかったらオワコンとか、ひどすぎるだろ。

人生は上り坂。どんどん急になっていく。いつまでも、いつまでも

なぜだろう。昔はそんなこと気にせず上がって行ったのに。

少し休憩、と立ち止まって、見上げた残り坂のあまりの高さが、今まで登ってきた

坂のチンケさが、ぼくをここに押しとどめている。もう登れないよ。長すぎるよ。

疲れたよ。みんな普通に登っていけるの?ぼくがおかしいの?

それとも、休んでしまった事が悪いの?

何れにしてももう取り返しがつかない。

ぼくは誰になにを言えばよかったの?

助けて。

そう叫んでも、誰もいない。誰かに聞いて欲しいのかい?それでなにが変わるわけでもないのに。

いい人。ってよく言われたよ。それで、調子に乗ってる自分がいた事も事実だ。

でも、「いい人」って「どうでもいい人」って意味でもある。

ぼくは、どうでもいい人だった。だから使われるだけ使われて

都合の悪い事を言ったら、誰もがぼくから離れて言った。

もうどうしようもない。なんでこんな事に。

もう嫌だ。耳鳴りがひどい。うるさい。何もかも。