キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

警官が大嫌いって奴、集合。

今まで嫌いだったものが、大嫌いになった。ってだけの話さ。

一応、擁護のつもりだけど

幼稚園の頃の卒業文集。将来の夢なんですか?と聞かれて

警察官!なんて書いたりした事もあった。

子供の頃は憧れてたりしたよ。

 

 それまでは決して、ウゼーなんて思った事は大してなかった

自転車で帰る途中、なんでウーパールーパーが二足歩行してんだ?って疑いたくなる

ようなおっさんがぼくの前を遮って、「自転車の防犯登録を確認します」

って言った時、初めて「えっ!これ女!?」って驚いた事はあるし

その後、また別のやつと遭遇して

「さっき別の人が確認しましたけど。」

って言ったのに、まるで聞く耳持たなくて、また無線でどっかに確認し出した時は

こいつらバカなんじゃないかな。ってうっすら思った事もある。

 

一体俺は後何社の説明会に行けばいいんだ?って思いながらしてた就職活動。

右往左往しながら、会場を探しても、見つからない。しょうがないから

交番に聞きに言ったら、「◯◯」って場所に行きたいんですが・・・」

「住所が分からなきゃ調べようがないですね。」

その後、駄目元で聞いたタクシーの運転手の人の方がよっぽど道を知ってた。

勿論、人によりけりだし、運転手でも、客じゃない。とわかったら、

怒鳴りつけてくる奴も多いから、気をつけないとね。

 

だけど、特別な事がない限り、警官ていうのは、ただそこに立っているオブジェクトでたいした意味を持つ事はなかった。

 

なぜ奴らはあそこまで横暴なのか?

職務質問。思い返せば、これが初めてじゃない。

もはや、記憶の彼方すぎて、はっきりと覚えていないが、

確かあれは秋葉原で通り魔があったときの事だ。

 

その日のぼくは小遣いを貯めて買ったPSPモンスターハンター

自転車のカゴに乗せて、ワクワクしながら、自宅へと急いでいた。

そこで奴らが現れた。

「最近そういうのおおいじゃないですか」

「ナイフとか入ってたら困るでしょ」

もし、本当にナイフを持っていたら、その時点でおまえらを刺してるよ。

おまえらの嘲笑は

むしろ何ももってない。とわかっている余裕からくる物だろ。

それともなんかニヤついてるガキがキモいから、声をかけたのか?

まさか、何かの嫌がらせか?

それとも、当時の、『警察は一体何をやってるのだ?」的な世間の空気に対応するために

上司から設定されたノルマを達成するため?

 

 そして、人生二度目のクソ時間がやってきた。

その瞬間まで、本当に楽しかった。うまく書けなくても、あーすればいいんじゃないか

こーすればいいんじゃないか。そんな事考えてるのは、本当に楽しかったよ。

あんたがくるまでは。

 

ぼくは別にあなたがやった行為自体をとがめているわけではない。

確かに、平日の昼に、道の端に腰掛けて、絵を描いているなんて、まぁ

変なやつだわ。

俺が悪いのは、当たり前だわな。

俺が悪いよ。まったく。そこは降参だよ。

ぐぅの根もでねぇわ。

 

いちいち質問されて、職業は?「フリーターです」って言ったとき、

鼻で笑ったのも、まぁ、公務員からすれば、僕は底辺のゴミ虫だし、当たり前だわな。

電話番号を控え、免許証を見せろ。と言い出し、

住所をノートにとったげく、カバンの中を漁られた事も

別に咎めようとは思わないよ。

 

ただ、カバンの中身を引っ掻き回したあげく、何もなかったのなら、

「すいませんでした」とか

「失礼しました」ぐらいは言えよ。

 

ぼくが、こいつらを嫌いな理由は、人をはぐらかすのは得意なくせに

人に降りる。ってことができないところ。

 

他人の持ち物物色してるんだぞ。おまえは。

それとも、ぼくみたいな、ゴミにはその程度の対応でいいってか?

 

 

それとも、人のカバンを漁るのが日常茶飯時で、当たり前のことだ。

と思っているのか?

 

まさか、警察っていうところはその程度の常識も教えてもらえないのか?

飼い犬ですら、おすわり、お手ぐらい教えるだろうに。

 

みたところ40代後半。

「パトロールです」って自信満々に言ってるけどさ。

その年齢で、こんな新人がやるような仕事しか任せてもらえない。ってどうなの?

それとも、昇進試験落ちまくってこれ、なんてことはないよね。

まぁいいや。ぼくもあんたのことを言えるような立場じゃない。

 

 

だけど、今回の件で思い出した。ぼくが無職、引きこもりでいる理由を。

外に出たら、他人の言葉が、態度がぼくを殴ってくるから。

 

 

 

最悪なことが起こるのはいつも少し楽しいことや嬉しいことが起こった直後

だって事。

 

お前がいるべき場所はここじゃない。調子にのるな。

他人の邪魔にならないように、道の端っこを、もっと日陰を歩いてろ。

 

まるで社会全体がお前は、うつむいて、泣きながら、ここにじっとしていろ。

それが現実だ。

ぼくにそう言い聞かせてくるようで。

 

そうなってまで、生きていく理由も、もう見当たらない。