キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

好きな事だけやってる訳にはいかないよね。

絵を描くのは好きだよ。それがただの模写でも

まぁ、本気で絵を描いている人から比べたら、模写は絵を描くとは言えないな。

ぼくはどこまでいっても、この、カースト制度から逃れられないみたいだ。

他人と比べ出したら、きりがないし、本気で書いてる人、ましてプロから比べたら、

鼻くそいかの出来なのはわかっているけれど、

自分の好きな事してる時は、

時間が経つのが早いし、やっていて、楽しい。

でも、楽しいと思える事だけやっていれば生きていけるほど、人生は甘くない。

 

腹が減った。

体が警告する。現実に引き戻す。絵で腹は膨れない。食べるためには、金が必要だ。

クズが金を得るためには、働かなくてはならない。

もし、始めるのがあと5年早かったら、どうだろう。

今頃諦めがついて、社会に適応できていたかもしれない。

スタートが遅すぎた。あぁ、また後悔が増えた。

 

嫌いな事でも我慢しなくては、それが生きて行く。って事なんだ

苦しい事、悲しい事、それを背負って歩いてくのが生きて行くって事なんだ。

でも、そうまでして、生きていかなきゃいけない理由がわからない。

もし金があれば、うんと遠くまでいくのに。帰ってこれなくていい。

もう一度、海がみたいな。天国に近づくために。

最後にほんの少し彼らを遠巻きに見るだけでもいいんだ。

ぼくは天国にいけそうもないから。

もし今、死んでしまっても、ぼくがいく先に知り合いはいないのか。

なんて事だ。生きている間も、死んだ後も一人ぼっちか。

 

現実は灰になるだけ

だが、天国や地獄がある。という前提で話をするのは、危険ではないか?

デスノートのラスト。死んだら、何もない。死んだら、無だ。

でも、身近な人々が、もし明日いなくなってしまったら?

消えてしまうなんて考えたくない。どこかで存在していてほしい。

だから人間は救いを求めて、ありもしない王国を作った。

そして、それを商売にする連中が現れた。

奴らの、へばりつくような笑顔が忘れられない。笑ってるんだぜ。

人の死体のそばで。まるで、お面をかぶっているみたいに。

その光景はどんな怖い話を聞かされるよりも、不気味だった。

 

もはや、短期のバイトすらしたくない。年々、心が怠け者になっていくのを感じる。もう嫌だ。もう嫌だ。辛い。辛い。辛い。辛い。

死にたい。どうしようもなく、死にたい。そんな言葉しかない。どうしようもない。

 

辛い。明日が来るほど、なんの進展もなく、一日を消費し、明日だったものが、

昨日になるのが辛い。本当にどうしようもなく。そんなゴミが、降り積もって

一年になってしまうことが、辛い。どうすればいいのか考えても

答えがないことが、辛い。

 

辛い。苦しみや不安ばかり増えていく未来が、辛い。未来。何もない

明日が来ることが怖い。

こんなことならいっそ終わらせてしまいたい。

 

幸福だった過去の出来事ばかり思い出す。

辛いことばかりの未来なんていらない

希望がない。明日がない。

限界だ。それはぼく自身か。それとも、この国か。

わかってる。ぼくは自分がクソなのを、大きな枠組みにして

ごまかそうとしているだけ。

でも、そんな分かりきったこと、書いてどうする?

この世界は続く。ぼくがいなくても、なんの問題もなく

ぼくが存在しようが、しなかろうが、世界はなんら困らない。

ぼくにとって、一番の不幸。