キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

小池百合子はアウターヘブンを作ろうとしている・・・?

6月。

唐突にそれは起こった。朝、なんとなくつけたテレビ。

いつも同じような事を流しているから、特に見なくても良いけれど

これから流れてくるノイズはたいしてためにならないから

聞き流すのにちょうどいい。

この部屋の静けさを埋めるのにぴったりだ。

画面の向こうでは、これまた、同じような映像が流れている。

豊洲市場の地下空間問題で、都知事でもあり、都民ファーストの会代表でも

ある小池百合子氏が、今後についてインタビューに答えていたのだった。

まーたこのおばさんかよ・・・とチャンネルを変えようとしたその時

視聴者を煽るために

発言をわかりやすくするために現れたテロップに目を疑った。

 

「全部含めて、どう判断するか?という

そのための"アウターヘブン"が必要だ。という事を申し上げた。」

 

なんだ・・・と・・・・

 

MGSを知らない人のために。なにがそんなにすごいのか

アウターヘブンを説明するには

プレイステーション、いや、テレビゲームの歴史に革命をもたらした

伝説、「メタルギアソリッド」以下、(MGS)を語らなければならない。

 

メタルギア ソリッド

メタルギア ソリッド

 

 

 

 斬新なゲームシステム

それまで

アクションゲームは「敵をどうやって倒すか?」が重要だった。

しかし、この作品は「敵からどうやって身を隠すか?」に重きを置き

敵と戦わずにやり過ごす。もしくは、敵をかわしながら前進する。

という、「第二の選択肢」をプレイヤーに与える事に成功した。

簡単に言うと、かくれんぼをゲームにしてしまったのだ。

主人公は無双系ではなく、敵に発見されたら、仲間を呼ばれ

あっという間に数の暴力に潰される。見つからないように行動する

極限の緊張感はプレイヤーを夢中にさせた。

 

 厨二心をくすぐる演出。

MGSが斬新だったのは、ゲーム性ばかりではない。

このPS版、「メタルギアソリッド」では、次のステージへ進むための

ギミックとして、無線の周波数を調べる。というイベントがあるのだが、

そのヒントが、「パッケージの裏を見る」と言う物。

友達から、ソフトだけを借りた僕は、「パッケージ」って・・・なんだ?

と必死にゲーム内を探し回ったが、まるで見つからない。

困り果てた僕が、翌日学校で聞いたところ

 

「ああ、あれは、箱の裏の事なんだよ」

 

そう、「パッケージ」とは、ゲーム内のアイテムではなく、今ここにいる僕たちの

世界、箱の裏面にある、ゲーム画面のサムネイルの事だったのだ。

そんなのありかよ・・・と思ったのもつかの間。

 

終盤に登場する

敵のボス「サイコ・マンティス」は、「ブラックアウト」なる技を使い

テレビ画面を、「ヒデオ2」に変えてしまうし

サイコメトリーの能力を使って、プレイヤーの思考(操作)

を読み、攻撃をかわしてしまう。

こんなんどうすればいいんや!と嘆く僕に、

ゲーム内でのプライヤーの上司、ロイ・キャンベル司令官は

「コントローラーを2コンに差し替えるんだ!」と命令する。

なんて事はない。ただ差し込み口を変えればいいだけなのだが

そんなメタい発言ばかりしていて大丈夫か?と思う。

 

ここまで、おふざけ要素ばかり書いたが、MGSはけっしてふざけているだけの

ゲームではない。

MGS2で明らかになる、最強軍事国家アメリカを影から操る謎の組織

愛国者たち」の存在は、画面の向こうにいる中学生の厨二病を加速させ

 

作品全体には

核兵器や戦争について、プレイヤーに考えて欲しい。というメッセージが流れている。

 

 濃いキャラクター

MGSを語る上で、そのキャラクターを外す事は出来ない。

 

MGS全体の主人公

 

ソリッド・スネーク

 

 

完全武装した特殊部隊員が乗っ取った敵地に

たった一人で潜入する。という無理難題を平気でやってのけるかっこよさ

常に冷静を失わない思考。

特に「待たせたな」は彼を代表する名ゼリフとして語られる。

 

 スネークのライバルであり、親友でもある

 

グレイ・フォックス

 

MGS終盤で、核搭載二足歩行戦車

メタルギアレックス」に追い詰めらたスネークを助けに来た際

の名言

 

 

俺達は政府や誰かの道具じゃない…

 

戦うことでしか…

 

自分を表現できなかったが…

 

いつも自分の意思で戦ってきた!

 

は涙なしに見る事は出来ない。

 

 

 遺伝子的には、スネークの兄弟である男。

 

リキッド・スネーク

 

彼とソリッドが相対した時の

「スネェエエエエエイイク!」

「リキッドオオオオオオオオオ!』」

の掛け合いは今も記憶に残っている。

個人的に一番好きなのは、「俺のサングラスもイカすだろ?」だけど。

 

 

ビッグボス

 

数々の困難ミッションを成功させ

世界中のありとあらゆる紛争を渡り歩き

兵士からは、尊敬と畏怖を込めて

「ビッグ・ボス」と呼ばれる。

 

*1

そして、伝説の兵士である彼が作った傭兵派遣会社が

「アウターヘブン」である。

ここは、兵士たちが何者にも管理されず絶え間ない戦争の中で

生きていく事が出来る世界の実現。という、

彼の思想の元に集まった兵士で構成され

前述の、世界中のいかなる地点からも核ミサイルを撃つ事ができる発射台

それを可能にするのは、険しい山々を踏破出来る足が必要。

という思想の元に誕生した

戦車「メタルギア」を柱に、独立国家として世界を敵に回したテロを起こす。

それを阻止するのが、「ソリッド・スネーク」である。

 

これが、「メタルギア」、「メタルギアソリッド

シリーズのストーリーの始まりだ。

 

 都民の解放区。

 つまり、小池百合子氏は、ビッグボスとなんらかの接点があり、

彼の意志を継ぎ

都民が唯一、生の充足を得る事のできる場所を作る事が目的だった。・・・?

都民ファースト(どやぁ)とか言ってたのは、そういう事?

単にトランプのアメリカファーストをパクった訳じゃないのか。

 

 

確かに

ソリッドの相棒であるオタク、パソコンに詳しい「オタコン」

は、日本人は、二足歩行で乗り込めるロボットへの愛着がすごい。

と言っていたし

お台場にあったガンダム像も、「歩かせる」という計画があった。

 

前々前世 

前々前、都知事、石原慎太郎氏は、右系の思想で有名であり

日本は核武装すべき。と発言した事がある・・らしい。

 

日本・・・核武装・・・豊洲の地下空間・・・・汚染・・・

ガンダム・・・・二足歩行・・・

 

都市伝説に興味津々の皆さんなら、もうお分かりであろう。

 

そう!東京都は独自にメタルギア」を作り出し、

国にたいして武装蜂起しようとしていたのだ!

 

 空耳って怖くね。

などと、勝手にテンション上がっていた僕だが

よーーーーーーーーく見たら、「アウターヘブン」ではなく

アウフヘーベン」の間違いであった。

アウフヘーベンって・・・・・なんだ・・・?ものすごいバームクーヘンの事?

上からチョコレートかけた奴かな?あれ、おいしいよね。

 

一応ググってみたが、僕の知能ではとても解読できなかった。

そもそも、小池百合子氏は、レガシィとか、なんか突然横文字を会話に

組み込みすぎなのだ。

 

立場がある人だからいいが、これではルー大柴すれすれである。

 

僕も読者のナウいヤングたちとともに

トゥギャザーする記事を書きたかったが

またしても、ただ長いだけの文章になってしまった。

ここまで読んでくれた人の時間を無駄にしてしまって、申し訳ない。

 

 

 

 

 

*1:

ちなみに、ソリッドとリキッドは彼の遺伝子から、優秀な兵士を生み出すという

 

厨二設定

 

恐るべき子供たち計画」の末に誕生したクローンである。