キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

amazarashiはネガティブ思考な人の救世主だと思える。

最近のJPOPの衰退は嘆かわしい。オリコンのランキングには

いつも、誰が誰だかわからないアイドル(目につけている黒コンを外すんだ。)

やズンドコズンドコしながら踊るダンスユニット。(これ、KPOPだよね)

といった数の暴力のグループ。

ロックを名乗りながらも、甘い声と♪(´ε` )なメロディーを口ずさむグループばかり。

 

 

音楽番組の視聴率は年々下がり始め、

アニメソングを大大的に取り上げる始末。◯ステェ・・・・・こんな事なら

リンキンパークにもっと優しくしておけば良かったね。

もちろん、馬の耳に念仏。のことわざと同じで

大衆受けする音楽は

僕のような糞ニートには、勿体無い。だからこそ

言い訳に聞こえる?僻みに聞こえる?それでもいい。

僕のようなバカには、彼らの歌は頭に全く入ってこない。

 

なぜか?彼らは、「歌っている」のではなく、「歌わされている。

のだ。

 

数年前に、ブルーハーツをアイドルがカバーした物をiTunesで購入してみたが

あまりにひどい出来で、発狂しそうになった。

 

なぜ、超萌え萌えキュンキュンな美少女に歌わせてしまったのか?

せめて、男性にカバーさせろよ。

これを歌わされた人たちは明らかに、ブルーハーツの歌詞の深さを理解していない。

「有名な曲をアニソンにすれば話題になるだろwww」

という製作者サイドの愚策に付き合わされたのは、哀れむべきだが・・・・

 

「人にやさしく」とか、まるで魂がこもっていない。

ほとんど、ローランド・エメリッヒゴジラである。

 

誰かから渡された歌詞をそのまま口にしているだけ。

どれもこれも、どこもかしこも

魂のない抜け殻。心からの叫びは存在しない。

 

 

なんて事だ。日本のロックは死んでしまったのか?

 

OZAKI,HIDE,BLUE HEARTS

彼らのような、魂を歌にする奴らはいなくなってしまったのか・・・・

 

そんな現実を突きつけられ、うなだれだ日々を送っていたある日。

 

奴は、突然、降ってきた。

youtubeの関連動画を漁ってたどり着いたのが

 

amazarashiであった。

 

その、歌詞の衝撃を言葉では言い表せない。

 

たしかに彼らの曲は、昨今のJPOPとは一線を画す内容だ。

歌詞には平気で、「クソ」やら、「あばずれ」といった

単語が並び

初期の曲、「光 再考」では、ヴォーカル秋田ひろむ氏の

彼女が、売れない彼の生活を

支えるために風俗でバイトする内容となっており

重すぎて聞いていられない。

このほかにも、 amazarash結成前の苦悩を歌っいる事が多く

夢を追う事の恐ろしさは計り知れないと思い知るのと同時に

安易に子供達に、「夢を見ろ」とほざく

大人達の無責任さに憤りを覚える。

 

とにかく

まるで、いつかの「日本◯ね」ブログのような内容であり

常に炎上スレスレである。

ブルーハーツに影響を受けた。と

言っているが、歌詞が暗すぎて、どこらへんに

ブルーハーツの面影があるのかわからない。

 

彼らの曲は空元気に飲まれる日本社会を皮肉っている。

聞いている奴はメンヘラ、厨二病、と呼ばれる。

 

。一回聞いただけなら、それは合っている。

しかし、ただ、暗く、社会を皮肉っただけの歌が

ここまで僕らの心に響くだろうか?

 

違うだろう。確かに彼らの曲は暗い。だけど、それは

僕らが対面している現実の辛さ、惨さ、やるせなさ、

理不尽から、決して目を背けず

むしろ、現実と立ち向かおうとしているからだ。

彼らの曲は、社会の底辺にいる人々、けっして大衆には

応援されず、、そればかりか、いない方がいい。と排除される

全く味方のいない人を応援している。

だからこそ、一見すると、ポジテェイブではない言葉を使うのではないか。

一見期待はずれの言葉を言っているけど、

心の中では、誰よりも、頑張れ!と叫んでいる。

明るすぎる言葉は、日陰を歩いている人間の目をくらませてしまう事

を知っているから。

 

そして、彼らが炎上しないのは、その根底に今の日本では事実上絶滅

しようとしている、「優しさ」もっと古臭く言えば、

義理、人情のようなものがあるから。だと思える。

amazarashiはその命を削りながら、心の声を叫び続ける

時代錯誤の「アーティスト」なのだ。

 僕のキモいポエムはここら辺にしておこう。

やはり彼の叫びは聴いてみないと。

つじつま合わせに生まれた僕ら。

 


amazarashi 誦読『つじつま合わせに生まれた僕等 (2017)』 Music Video