キリギリスはなぜ死んだ?

誰の目にも止まらない人々の、言葉に出来ない魂の叫びを綴るブログ。

不安とは可能性についてくる副産物である。

僕は、このままじゃいけない。と思っている限り

未来は変えれると自分に言い聞かせている。

そうでなければ、膨れ上がる苛立ちに負けてしまうから。

世間から見て、どんなに小さな一歩だろうと構わない。

自分の行き先を案じるのは、様々な可能性があるから。

不安はそれについてくるおまけだ。

 

 みんな必死で生きている。

ニートになる数少ない長所は、平日の特売を逃さない事だ。

スーパーの入り口で開店を待ち

店員のいらっしゃいませ。をスルーして鮮魚コーナーに突進する。

一尾98円のサンマをペラッペラのビニール袋になんとか詰め終わると

僕の後ろには、日々の家事で鍛え抜かれたマダム達が空港で韓流スターを

待ち構えているかような列ができている。

 

10分ほどたって通り過ぎたら

売り場いっぱいに積まれていたはずの秋の味覚は

底に敷かれた青いビニールが見えるくらいに減っていた。

セーフ。

いつも通り、寝坊して昼ごろいけばいいや。という

だらけた気構えでは、この戦場は生き残れない。

 

 今日の戦果を冷蔵庫にしまって、一息つく。

やり遂げた気分。半歩遅れで、誰かの声。

一体なにを成したのだ。

僕は言い返す。

品物を買ってきただろ。家庭に貢献した。

ただ指示された商品を渡された金で買ってきただけだろう。

なにをえばる?

お前は、主婦がネットで愚痴った

「お使いしただけで家事をしている気になっている夫」か。

 ただ物を輸送しているだけ。調子にのるな。

正論には勝てない。僕はうつむいた。

 

このままでは、声に絶望へと引き戻される。

僕は外に出る以外対処法を知らない。

 

自己満足でも、スケッチ。と言い張る落書き。

子供用のゲームセンターの一角の休憩室。

近くのゲーム機がアンパンマンマーチをひたすら繰り返している。

この手のスペースは長時間いても、空いている限り怒られない。

 

書いているときは我を忘れて、悩みなんてないみたい。

小さい頃、プラモデル作ってるときこんなだったな。

なんて思い返してみる。

でもすぐに声が聞こえてくる。

 

現実逃避をやめて、働き始めろ。

今は若いからいいけれど、このまま年を食って

体が思うように動かなくなったら、どうするつもりだ。

無理の効くうちに金を貯めて、老後に備えなければ。

こんな事してる場合じゃないだろ。

そんな事わかってる。わかってるんだ。本当に。

 

言い返すべき言葉を見つけられなかった。

ただ、好きな物を書いているとき

僕は確かに生きている。と実感している。

自分を正論や常識で縛っていたときには

けっして得られなかった感覚。

これは手放せない。

少なくとも、いままでの

何のために生まれて

なにをして生きるのか?

わからないまま終わりそうな

生き方に戻るのは嫌だ。

 

 

無様でも、しょうもなくても、歩いている。

無職でいると、このままだと自分はどうなるんだ。と心配になる。

先の事はなにもわからない。どうすれば、ここから出られるか?

いまだに方法を見つけられない。

 

でも、「このままではいけない。」という

現実だけは確かで

それがまた、僕を苦しめ、あせらせて、塞ぎこませる。

 

なぜ?。世間からの嘲笑が怖い。

社会の普通。に適応できない自分への失望

 

「もっとうまくできたはずだ」

「多数派の普通を苦痛に思うのはなぜか」という後悔は

「この先、生きていけるのか」という不安になる。

それは、未来を変えようと

足掻いているからこそできる物ではないか。

しゃがみこんでいれば、誰にも傷つけられない。

 

同時になにも変わらない。

 

立ち上がった限り足を取られて、歩いている限り靴はすり減る。

 自分に苛立つ。それは、前進している証拠。

それだけは信じよう。そうでなければ、生きていく事など、できない。

 

「何か」を変えたいからブログを更新している。

書き上げた記事が増えていく。自分は頑張った。と思える。

世間からは「その程度でなにを誇る?」と笑われる。それでいい。

他人には絶対にわからない心のありようを変えようとしてるから。

目に見えないくらいゆっくりでいい。変わっているのは事実だ。

この社会の目まぐるしさに身を任せていれば、

気にも止められないだろう。

でも、いまの僕には重要だ。

 

バイト、面接には行ってるんだ。

働こうとしている。

態度だけだろ。とけなされてもいい。

僕の出せる精一杯の勇気だ。

 

 

歩幅の小ささを嘆くな。

歩いたという事実を見て

できない苦労のわからない人間にけなされて

なにを言われても気にするな。

思い通りいかなくてもいい。

 

そういう物だ。と思え。誰のせいでもない。

なにも悪くない。

悩むのは足掻いてるから。

悔やむのは真面目だから。

 

日々、世界に幸せになるのを拒まれるけど

だからこそ、生きていく値打を探し続ける。

それは見つからないかもしれない。

見つけられるかもしれない。

わからない。

人は行動する限り、あらゆる物事は実現する見込みをもつ。

望んだ未来にたどり着けないとは、誰にも言い切れない。