キリギリスはなぜ死んだ?

ニートに生きる資格を

2017年が終わる。最悪な一年。来年の目標は。

一年が終わる。だからなんだ。としか言いようがない。

年越しが喜びだったのは遠い昔。今は一つ年をとるというだけの恐怖と虚無が遅いかかるだけの行事だ。

 

 春は花粉症がうざい。夏はクソ暑い。冬はクソ寒い。去年より寒くないか。

一年の終わりをまるで避難指示により住人がいなくなった街にいるような

静けさと共にすごす。

2017年を振り返っても、なにがあったのだろう?

 

無職の生活なんてそんなものだ。一年。なにを得たのだろう。

 なにも。自分の存在がなんなのか。人生とはなんなのか。生きるとは。

家の中でじっとしていると、壮大な哲学について考え出す。

 

自分に価値がない。という自覚があるから、それを補おう。と必死になるがあまり

頭が良い人アピールをクソブログに書きなぐっても、1円にもならない。

 働かないでいると、なにをしていても、虚無感がひどい。

 

自分が楽しいと思える行動も「こんな事をしている場合じゃないよな。」という

得体の知れない場所からの忠告が現実と向き合うように警告してくる。

 

 

もしかしたら、人間は暇になるのが怖いから働くのかもしれない。勿論、生きるために

は働かなくてはならない。正確には、働く事によって金を得なくてはならない。

ただ、働き出すと、やりたい事は、「家帰って寝る」以外存在しなくなる。

 

 生きるとはなんだ(哲学)

金があれば時間がなく、時間があれば金がない。まったくうまくいかない。

生きるためには働かなくては。しかし、ただ、働いているだけでは生きている

気がしない。そこでまた、「生きるとはなにか」という自問が始まる。

 

 

人生とは?例えるならクソ面白くもないくすごろくのようなものだ。

スタートからゴールまで、大した距離もないのに、「振り出しに戻る」コマ

ばかりがやたらとあって、地獄の行軍の果てに進んだ距離はたったの2,3マス。

 

 

どれだけサイコロを降っても、まるで前進していない。ニートを一年続けて

わかった。人生はゲームではない。ゲーム。というのは、人間を楽しませるために

作られている。

 人生よりも、人生ゲームの方が100倍エンジョイ出来る事は言うまでもない。

 

ならばなぜ、楽しくもない人生を生きるのだろう。なぜ生きていたがるのか。

いや、多くの人間は、生きていたい。のではない。結果として、しょうがなく

生きてしまった。のだ。

 

 

目を見張るような体験などない。達成したい目的などない。

 生きている理由を考えるなんて時間の無駄。それを知っているから

同じ時間をお金に変えるために生きた心地のしない職場へ急ぐ。

 

 そして気がつけば体が思うように動かなくなり、どこへも行けなくなっている。

巷でよく言われているように、人間は死が近づく程、生にしがみつく。

若い時は死にたがるが、年を取り、自身の命のろうそくが燃え尽きるのが近い。

と悟ると、生きている。という状態にしがみつく。

 

良いか悪いか。はわからない。ただ、おっさんやおばさん。というのは、自由だ。

マナーが悪いのは若者よりむしろ壮年の方が多い。

なぜか。この国では年齢が絶対的な勲章であり、権力でもある。

年寄りは大切にしましょう。年長者は敬いましょう。無条件で。

 

 

おっさんはおっさんで生まれてきたわけではない。

ベンジャミンバトンのように若返っていくわけでもない。

若いとき、年長者に抑圧された感情を、自身が年を食って同じ地位を得たとき

なぜかなにか偉業を成し遂げたように勘違いして駄々っ子みたいな王様になる。

 

なにを言っているのかわからない。

ヤニでボロボロの歯の隙間から 漏れる言葉、言葉のトーンから罵声であるのはわかる。

若者はいつか老人になる。

目の前にいるおっさんが、自分の30年後の姿だと思うと、生きている理由とは?

虚無の世界に戻ってきてしまう。

 

 働なくなったときのために金は貯めておけ。とせっきょうする老人は少なくないが

困ったことに、僕は働なくなるまで生きていたくないのだ。

しかばねのようなおっさんになるなら。

 

ワンパターンから抜け出せ。

生きている理由はわからない。ただ、人生がすごろくのボードの上で行われている

というのなら、同じところを回っているのが嫌になった。どうにかして、

ボードの外に出なければならない。

「とにかく遠くに行きたい」言いようのない心の叫び。

 

それは、今まで一度も行ったことがないところへ行きたい。一度もやっことがないこと

をしたい。という願望。

 

最近短期バイトを始めた。バイト。しかも短期。期間がすぎればまたニートに逆戻りだし、このバイトを長々続けなくもないジレンマに陥る。

でも、それでも、どこか遠くへ。

 

暖かくなったら、海が綺麗見える場所へ。もちろん。現実が作り出す理不尽は

理想や希望を打ち砕こうとする。でも、それでも、その光景を思い浮かべるだけで

少しだけ、生きるのが楽しくなる。未来に希望を持てる。

 

生きてしまった後悔ではなく、生きてきたんだ。と胸を張れる日が来るまで

生き続ける。それが来年の目標かな