キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

人を呪いたいやつも、恨みたいやつも、本当はいない。

ブログで僕を見下してきた他人への憎しみをぶつけていた。

文章にして、心と距離をとれたのかもしれない。

とても見ていられないのはわかる。

 

 それでも、書かなければならない。

恨み辛みなど、言いたくはない。

そんな事を言っても、なにも変わらない。

わかってるんだ。わかってるつもりなんだ。

でも

心に積もった「なんなんだよ・・・・なんなんだよ!」

という気持ちは膨れ上がるばかり。そのままにしていたら

朝のワイドショーが26歳、ひきこもり無職の異常行動。

その原因を専門家()に聞いていたかもしれない。

 

 

誰も恨みたくなんてない

僕は彼らにどうしてほしいのだろう。

どうすれば満足なのだろう。

わからない。

罰を受ける様子を見て、悦に浸りたいのか?

某倍返し銀行員よろしく土下座させれば、満足か。

 

その光景を想像しても、晴れ晴れしない。

違う。そうじゃない。

 

僕は彼らに報いを受けさせたい訳じゃない。

 

なら、なぜ、忘れられないのか。

 

彼らに傷つけられて社会に復帰できないのに

彼らは今も普通に生きている。

不公平だ。と怒っているから。

 

 

最初は指導だと思っていたのに、

蓋を開けてみれば八つ当たりだった真実に失望した。

から。

 

僕を肯定してくれた人はみんな

思い出になってしまうのに

僕を否定する人ばかり増えていく世の中を嘆いているから。

 

 いや、その程度の事を気に病んで

いまだ立ち上がれずにいる自分に苛立っている

のをごまかしているから、かもしれない。

 どれも的をえているようで、まるで検討違いのような気もする。

 

もしかしたら、僕の恨んでいるのは

自分ではないか。

 

 

わからない。うまく言えない。

でも、頑張った「つもり」とか

 

真面目に生きた「つもり」というのは、やめよう。

 

頑張っても、真面目に生きても、どうしようもない事はある。

誰のせいでもない。誰のせいでもないよ。

君のせいでも、他人のせいでも。

 

そうだ。僕は誰も恨みたくなどない。他人は元より

誰よりも自分を。

 

夜中のアニメって怖くね?

目をつぶって、脳に休めと念じても、まるで言う事を聞かない。

夜の長さを紛らわすためにテレビをつけたら

地獄少女。というアニメを放送していた。

終了目前でストーリーを楽しむ余裕はないけど

仕事しろ!と叱咤され、キレてストライキを起こした湯けむりの

なまけっぷりで、丸見えのサービスシーンにつられて、辻褄を合わせる事にした。

入浴中の女子高生の独り言から察するに

 

 

午前0時にだけ出現するサイト「地獄通信」

ここに晴らせぬ恨みを書き込むと地獄少女

が現れて、憎い相手を地獄に落としてくれる

 

ただの都市伝説であるように思われたが、実際には

強い恨みの感情を持つ人間の前に、地獄少女は現れる。

だが、そこには、伝説にはない、少女との契約が存在した。

 

という事はわかった。

 

嘘だ。

 

公式サイトに書いてあった。

 

www.jigokushoujo.com

 

美少女のは◯かに見とれていた僕にそんな名探偵バーロー並みの推理力

備わってる訳ないだろ。

ちょっと待ってくれ。これでは変態と間違われそうだ。

あくまで、「アニメの中の美少女」である。

現実で覗きなどしない。・・・今のところは。

恨みの代償

美少女の一人言で解説していたけど、呪いで人を殺した場合、

申し入れた本人も死んだ後、同じ場所に送られる・・・らしい。

「人を呪わば、穴二つ」誰かに不幸があるように祈れば

己の棺桶も用意しておくべきという事か。

 

ならば、僕はごめんこうむる。

 不快な記憶の中にいる奴らに

自身の死期まで他人のコントロールされるのは我慢ならない。

僕の元に地獄少女が現れないのは理由を悟った。

この程度の感情の爆発では、彼女に相手にされないのだろう。

黒髪ロングという、現代日本で全滅したオタクの理想

今時古風な美少女とデートをしてみたかったけど、残念だ。

 

愛された記憶を忘れるな

 僕には思い出がある。確かに愛された記憶がある。それは確かだ。

それを握りしめて、忘れないようにすれば、生きていける・・・はずだ。

思えば明日の時間割の教科書を入れるだけで、褒められていた。

自分がとてつもない人間のような気がしていた。

甘やかされて育って、自惚れていた。

 

 外の世界の住人に否定される事など、想像した事もなかった。

僕と一緒に仕事をするとなると、彼らも骨が折れただろう。

 

僕には思い出がある。

他人にどれだけ否定されても

それを抱きしめていれば、生きていられる。