キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

迷子のアメリカと日本の行く先。

ネット上では右と左がお互いの花畑からうんこを投げ合ってる。

汚物は互いの陣地に届かず、間にいる一般人に着弾する。

どこぞのミサイルへの恐怖と同じに。

 

政治に興味はない。

ただ、安倍やめろ。と連呼する人々は、彼がやめたところで

何が変わると言うのだろう。

思うに、安倍氏はキャラで損している気がする。

話している内容は小泉と変わらないように聞こえるけど

彼の頼りない雰囲気

育ちの良さが、頼もしい発言でも、イキリオタクっぽい印象を受けてしまう。

 

かの暴言王に習って、強い言葉を使うのはいい。

ブッシュJrに送った小泉のエールを見習ったのだろう。

ただ、大量破壊兵器が見つからずに

「あの戦争はなんだったの?」という疑問がアメリカ人に沸いたから

黒人の大統領が生まれ、左にそれ、また、右に傾いて

トランプ大統領が誕生した。と勝手に思っている。

 

右に行こうか。左に行こうか。

目的地もわからず、国民の心はバラバラ。

そもそも、ひとつだった事なんてあったのか?

 

道を見失い、迷子になってしまったジャイアンの後ろに

隠れるしかないスネ夫。我が国の明日はどっちだ。

 

道具の目的

ネタがないからブログ書かない。だと更新しなくなる。

それでは困るから、手垢のつきまくった時事ネタでも取り上げてみようか。

 

 ラスベガスの銃乱射事件。犯人はスティーブン・パドック(64)

64にもなってなにをやってんだよ・・・

いや、27にもなって無職の奴に言える立場はないのはわかってるけど

こういうのは、高校でいじめられてるガキとか、社会に絶望した若者の役割だろう。

一体なぜそんな事を?

 

残念ながらスティーブンは犯行後に自殺してしまい

真相はだれにもわからない。

かのイスラム国が犯行声明を出しているけど、こいつら何でもない事でも

「とりあえず、俺らの仲間がやりました。って言っとけばいいや」

みたいな雰囲気を感じる。

 

時期が時期なら、エリック・ハリスとディラン・クレボルド*1

 や、チョン・スンヒ*2も崇め奉られていただであろう。

いじめられっ子から聖☆戦☆士にサクセスできたのに。

生まれた時期を間違えたか。

 

スティーブンの犯行の動機は様々な憶測があり

有力なのは、「ギャンブルでスってトチ狂った」と言うもの。

それで締めでいいんじゃね。

犯人も死んでるし、理由がわかったところで、亡くなった人は帰ってこない。

狂人の心理的理由なんて知って何になる?

 

時代劇の妖刀にとりつかれたお殿様じゃないけど

 

趣味で銃をコレクションしているうちに

人間を撃ちたくてしょうがなくなった。

なんてのよりは、人情味があるとは思わないか。

 

ここからは、本で読んだ話になるから、事実と違っても、僕は知らない。

 

彼らにとって銃は日本人の考えるよりずっと身近な存在だ。

 

ハリウッド映画の主人公や、ゲームで使っている物と同じものがほしい。

という理由で拳銃をコレクションしたり

日本でバイクの改造を趣味にしている人がいるのと同じく

銃を改造するのが趣味の人もいる。

 

彼らが言うには

 

芝刈り機も人を巻き込む事がある。

 

車も人を跳ねる事がある。

 

包丁で人を刺し殺す人もいる。

 

銃だって同じさ。

 

なるほど、一理ある。

でも

 

芝刈り機は芝を刈るための物だ

 

車は遠く行くための乗り物だ。

 

包丁は食べ物を切るための道具だ

 

銃に殺し以外の目的があるのか。

 

会場にいる人々がARで武装していればよかったか。

完全武装した人でごった返す所を想像してみる。

そこはコンサートホールというより戦場だろ。

 

 

 

 

 

 

虐殺の文法。

その昔、虐殺器官という小説の中で、

「人間には虐殺を司る器官が存在し、それを活性化させる虐殺文法が存在する。」

という設定があった。

もしかしたら、スティーブンはどこかでその文法を目にしたか、耳にしてしまった

のかもしれない。

この小説、州軍が暴徒と化した市民に発砲する。というラストで終わるのだけど

今のアメリカを見ていると、笑えなくなってくる。

 

ぱっと見軍隊のようなかっこして歩いているのは、一般人である

日本にも完成度高いマニアはいるだろうけど、持っているのは本物の銃。

頼むから身内で撃ち合いなんて始めないでくれ。

 

国内の対応に追われて

日本から米軍がいなくなる。なんてならないよね。

行く先を見失った自由の国にしがみつくしかない平和国家()の

行く末を考えてもしょうがないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:1999年にコロラド州ジェファーソン郡コロンバインで起きた銃乱射事件の犯人。詳しくは、コロンバイン高校銃乱射事件を参考。

*2:2007年にバージニア州ブラックスバーグで起きた銃乱射事件の犯人。

詳しくは、バージニア工科大学銃乱射事件。で検索