キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

世の中の甘くなさが辛い。社会の厳しさについていけない人へ

世の中の甘くなさが辛い

 

 楽に生きていたい。心に余裕をもっていたい。自分が生きていることに意味など

 

求めなくていい世の中で。

 

そんな考えが通じるほど、世の中が甘くないことを、身にしみて思い知らされる

 

不安やストレスからくる生きた心地のしない日々から逃げ出すと、世間にはそれが

 

怠けているように見えるらしい。もっと頑張れ。とみんな怒鳴るけど

 

頑張ったってのは、結果が出せるってこと。

 

認められるには、イチロー並みの成果が出せなければ。

 

誰もがヒーローになれるわけじゃないから、彼が讃えられているのに。

 

この世の中は、常人のできる範囲で頑張っても報われないのだと思う。

 

やらなければいけないことは増えていくのにその対価はない。

 

頑張れる要素がないのに、どうして頑張らなきゃいけないの?

 

 他人は釘をさしてくるだろうけど、彼らはしんどさを変わってはくれない

 

心がしんどい状態の先へ行っても、君が壊れるだけだからね。

 

 ただ、頑張れと煽る人々は今、頑張って、しんどい思いをしている人だと思う。

 

だから頑張っても「報われない」世の中を認めたくないのだ。

 

いわゆる努力教

 

頑張れば「報われる」世の中を信じたいのは、

 

頑張ってきた時間が無駄だと知るのが怖いから。

 

時間は戻ってこない。

 

あなたの、「いつか報われる。」と言い聞かせて生きた何十年は無駄でしたよ。

 

なんて、真実を明かされて、耐えられる人間がいるなら、ここに連れてきてくれ。

 

みんなそんなヒーローみたいな精神力持ってない。

 

だから思い込もうとする。

 

「 うまくいかないのは、努力が足りないから」

 

「その程度の努力で生きていけるほど、世の中は単純に出来ていないよ。」

 

みんなが努力の価値を崇めるほど、自分がきつくなって、余裕がなくなって

 

 道端の石につまずいただけで暴言が飛んでくる社会の厳しさに耐えられない。

 

 社会の厳しさを変えない限り、逃げてもしょうがない。

 

 ただ、かくいう僕も、嫌なこと、例えば仕事などから、とにかく逃げろ!という人には

 

世の中はそんなに甘くないよ。と反論せざるおえない。

 

もちろん、「生きる」のを最優先するなら、逃げるのは生物の本能として正しい。

 

しかし、「残念ながら」人間は本能の前に、理性と協調性、社会性を重んじる生き物

 

その場で生きることを優先し、逃げ出したとしても、その先でどう生きていくか。

 

再就職先を探すにも、履歴書の転職歴に眉をひそめる面接官が多いこの世の中では

 

よっぽどのキャリアがある人でもない限り、再就職は困難。

 

 労働環境が整っている会社が、逃げグセがある奴を採用しようと思うだろうか。

 

人が定着して、余裕がある会社は、人材をかき集めたりしない。

 

結局、働けるのは、人材に余裕がなく、くる者を拒めないブラック企業ばかり。

 

 そこで逃げても、また就職先を探して、またブラック企業でまた逃げて・・・・

 

あとはその繰り返しで、どんどん劣悪な労働環境に追い込まれていく。

 

逃げれば逃げるほど、選択肢が狭まっていく。日本の問題の一つだと思う。

 

ここまで書いて、「今は仕事をしなくても生きられる」という方もいるだろう。

 

勿論、その答えも正解だ。今は働き方も多様化し、会社に行かなくても

 

自宅で稼いでいる人や、そもそも働かなくても、セミリタイヤや、自ら

 

起業して生きている人、生活保護という手段もあるにはある。

 

ただ、そういう人は、レア中のレアケースだ。

 

つまり、「働いて苦しんでいる奴はバカ」という図式は

 

「努力しない奴はバカ」という人々と、本質は一緒。

 

巷では、甘くない世の中で生き残るスキルを教えるサイトがごまんとあるが

 

「生き残る」ということは、犠牲になる人を見過ごすという意味が含まれる。

 

僕は、是が非でも、生きるという状態にそこまで執着がない。

 

なぜなら、逃げ出して生きても、生きづらい世の中はそのまま据え置きで

 

世の中は余計に生きづらくなっていくだけだから。

 

生きるのを頑張っても、未来が破滅なら、生きていたくない。だから

 

甘くない世の中でどう生きるか。ではなく、甘くない世の中をどう変えるか。

 

そこに生きている人、働いている人、働きたくても働けない人

 

働いていない人、働きたくない人、みんなが生きるために何をすればいいのか。

 

それを教えてくれない限り、働かないという考えには賛成できない。

 

 誰もがイチローになれないように、誰もがえらい店長になれるわけではないのだから

 

 甘くない世の中で生きるために

 

長ったらしく続けてきたが、お前が何を言いたいのか。と聞かれたら

 

みんなが楽に住みよい世の中になってほしい。

 

そのためのアイデアが出てこないのがもどかしい。

 

 ただもし、今、世の中の甘くなさが辛い、社会の厳しさについていけないという人には

 

MAXコーヒーを買ってくることを勧めたい。

 

カロリーオフの健康志向がブームの時代で、100mlあたり、驚異の50kclを誇る

 

このコーヒーに、コーヒーはブラックだろJKという方もいるだろうが

 

何かと世知辛く、甘くないこの世の中で

 

コーヒーくらい甘くなくてどうすると言いたい。