キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

身の丈にあった幸せを理解できれば、生きていける。

幽霊は死んでも後悔を捨てきれない人がなるものだと聞いた。

なら、NEETはある意味、生ける屍なのかもしれない。

 

 

 

行きたい場所。やりたい事。

思いつきもしない無欲な日々をすごしてきたのに

自宅警備の任に就いてから、まるでそれを取り返すかのごとく

頭の中に欲望を貯めるようになった。

度重なる激務で

精神を病んでしまったのか。

確かにNEETは精神を病む。

生きる。とはとてつもなく大きな仕事であるにもかかわらず、

その運営はボランティアによってなされている。

その仕事に給料も休日もない。

いつ訪れるともしれない侵入者の陰に油断できない日々を過ごす。

家庭防衛の要であるNEET。しかし、平和に飼いならされ、

危険を感知出来なくなった一部の国民からの風当たりは、冷たい。

敵に備えると言いながら、その敵はいつ襲ってくるのだ。

通常、NEETは、ライオンの群れのオスに同じ。狩りすらおこなわず

寝てばかりいる彼らは社会のお荷物ではないのか。

という意見は根強い。

 

しかし、NEET創設者は言った。

 

「働いたら負け。」

 

これはNEETが蔑まれる状況なら、国は平和であり、耐え忍ぶ事こそ重要なのだ。

という金言である。

 

 

 現実への帰還

知性と機知の効いたギャグを織り交ぜ、インテリジェンスとボキャブラリー

を兼ね備えた知識人であるのをアピりたかったけど、ただのアホである事を

さらけ出しただけ。

やっぱりバカは政治など語る資格はない。無職ならば特に。

 

 

ここに行けたら。という場所や、やりたい事ばかり増えていく。

テレビやネットの画面の向こうにある。絶対に触れられない世界に憧れるばかり。

 

 自分はいつまで、親の金にたかって生きていくんだ。一生。

親の金が尽きたらどうするつもりだ。なら働け。

でも、面接もうまくいかないし・・・・

求人誌を流し読みするのすらめんどくさくなってる。

最後は見えないところにうっちゃって、僕仕事探してます。アピールをしたいだけ。

どうせ応募なんてしないし雑誌古紙のゴミが溜まっていく。

ここから出たい。とか、出口はどこだ。とか、苦悩してます感を出していたけど

最近わかり始めた。

僕はここから出られない。

答えが見え始めても、不安は消えない。

一生無職で良いわけない。このままではいられないのに。

無職歴、早3年。ここまでダメな人間になってしまった自分へのあせり。

たまに面接にいくバイト先では、「そろそろ自立しなきゃね」とか

「この年齢だと、後はないね」とか、もっともらしい事を言われる。

なら、なぜ、雇わない。

 

たまにテレビで取り上げられる高齢ニートの特集。

自分の行く末を写されているみたい。

このままじゃいけない。でもここから出られない。

なんで僕は、僕なんだろう。答えのない議論を始める脳のどこかがうるさくて

朝の5時までは眠れない。今夜は台風のせいで

窓を閉め切っても雨の音が部屋に響く。

今夜から明け方にかけて接近か。僕の起きている間に通り過ぎたら面白い。

 

ここまで書いて、心配するなよ。と打ち込もうとしたけど

無職引きこもりの体調など、誰も興味はない。

 

そのまま死ねば良いのに。

生きているだけで価値がある人間などいない。

頑張っていないやつは人間ではない。

それが証拠に、何も頑張っていない僕に現金収入はない。

当たり前だ。僕はゴミだもの。

 

将来への不安で眠れなかろうと、夜中に涙こぼれようと

全て自己責任だ。

 

死にたい。と呟けば、何か変わるか。世間に許されたか。

結果は何も、変わらない。

 

この生活はいつか終わる。その時、僕は、世間で幸せと言われている場所に

行く事は出来ない。

それでも受け入れるしかない。

僕は通常の社会で生きていけない人間だ。常人の幸せは手に入らない。

現実を思うと、死んでしまいたくなるけれど、これからも生きていくのだから

仕方ない。

 

普通の幸せは手に入らない。でも、普通の人間には、この程度。と言えるもの

に、幸せを見出す。

都心で流行りの店に行けなくとも

特売のデカ太カップ麺と惣菜の牛タン。

ネットでロックのPVを見ているだけで、僕は幸せになれる。

今はいい時代だ。

昔はCDを血眼になって探した音源も、検索すれば、簡単に聞ける。

 

公園で親子連れが遊んでいる。

幸せそうに見えるけど、それは一部分だけで、彼らにも、苦悩があるのだろう。

証拠に、僕の隣家に住む子供をしつける母親は、もはや女とは思えない罵声を

浴びせている。

 

リア充爆発しろ。なカップルも数ヶ月後には分かれているかもしれない。

いつものフードコート。僕と隣に座った女子高生が友達の彼氏の愚痴をこぼしている。

デートなのに割り勘だとか、電話しても迷惑がられるとか、会ったら、◯ックスしか

ないとか。

 

僕には女に奢れる金もない。

ネットで検索するエロ動画なら金も掛からない。

絵に描いたもちしかないけど、実際の物を食ったらまずかった。

なんてことにもなりかなねない。

僕には、画面の向こうで弾むおっぱいでティンティンをしごいてるのが

ちょうどいい。

少なくとも、子供ができた。と言われて、責任とれないから中絶させるような

男よりは優れている。

 

ただ、何一つ願いが叶わないわけじゃない。

しばらく晴れの天気が続く。

お台場にガンダムでも見に行こか。

 

それくらいは許される。NEETはどこへだっていける。

シフトを組むとき、変わりがいないから、休み入れられないなんて

こともない。

 

僕はゴミだ。誰も僕を気にしない。だから

何者にも縛られない。

それだけは社会で生きる人々に手に入れられない幸福だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち上がらなくても、生きていける。

増しってなんだろう。

 

 

( 名 )
ふえること。また,付け加えること。割り増し。 「五割-の値段」 「骨を折つたから-を呉れといふ/平凡 四迷
( 名 ・形動
多く仮名書きとする〕
他と比べて少しはまさっている・こと
(さま)。
「こんなものでもないより-だ」

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

 

 

人は現実を直視できない時、〜よりは増しだ。と言い聞かせて自分を慰める。

増しという言葉でごまかして、状況は変わったか。

あいつよりは増し。こいつよりは増し。死ぬよりは増し。逆もまたしかり。

いい加減にしろ。良い物をくれよ。

 

立っている。なんとか

打ち砕かれた心の破片を集め用としたら、その上をロードローラーが引き潰して

行くような毎日。

 

今月の生活費を切りくずして作る電車代。チャージする額から往復を考えると

行けるところは限られている。

 

金があればどこまでも行けるのに。行った事のない遠くへ。

 働けばいいじゃん。でも働き出すと疲れて出かけるなんてとても無理。

休日は寝て過ごし、次の日朝早く起きて、電車に乗る。

早く帰りたい。帰って早く寝たい。他人との付き合いに神経をすり減らして

次の日はまた・・・・ここに居たくなかった。逃げ出したかった。

でも、それでなにが変わるのか。

カイジの班長じゃないけど

今日を変えられないやつに明日を変えられるはずないだろ。

 

出かけるくらいなら、1日寝て、体力を回復しなければ、明日もきつい。

働いて、ギリギリの金を稼いで、寝て、また働いて・・・

働くために生きてるみたい。

 

金があるときは暇がなく、暇があるときは金がない。

結局僕はどこへも行く事はできないのかもしれない。

 

電車なんて乗れる身分でないのはわかってる。

このままでいるわけにはいかない。口にしているだけ。現状を変えための行動なんて

起こさない。

 

逃げちゃダメだ。現実を見ろ。言い訳をさせてください。

現実を見据えて踏みとどまって、立ち向かった結果このザマなんです。

 

誰かに足元をすくわれる前に防波堤を作らなければ。

今更わかりきった説教を聞かされないように。

 

なぜ家にいられないんだろう。1年前なら用を足す以外部屋を出ない日を続けても

発狂したくなる。なんて事はなかったのに。

 

なぜだ。相棒のPS3に先立たれたから?

よりどころにしていたソシャゲをやめたから。

やめて何か変わったか。あまった時間で、キーボードを叩き

恥をさらけ出しているくらい。なにも変わらない。

いや、悪くなっている。

 

狂人になりかけている理由を理解した。

 

例えば家賃3万円のアパートで腐敗臭に耐えかねた

隣人からの苦情を受け鍵を開けた大家が、ハエやうじの餌になった

僕を発見する。

 

もしくは、真冬の朝の公園。

掃除のおばさんがトイレ掃除をしようとドアを開けたら、暖をとる事に失敗して

凍死したホームレスを発見する。

擦り切れた雑巾のような身なり。どこから来たのかも名前すらわからない。

誰も彼の事を知らない。誰も興味なんてない。

それが僕の人生。

 

最悪の結末とは言ったものの、下には下がある。

働かずに生きるために借金をしまくり、地下世界に送られて

過労死。なんて事もありうる。

 

これだけは嫌だ。という未来が現実味を帯びていく。

 

希望はない。喜びもない。不安と苛立ち。悲しみだけが増えていくなら、

ここで、一生を終わらせた方が増し。じゃないのか。

 

雨。明日も明後日も雨。とどめに台風がやってくるらしい。

最強の暴風雨を引き連れて。

これが虫の知らせ?

僕の人生。増しで終われる地点はここだと

誰かが伝えようとしているのでは。

 

それは神か。それとも、未来の超技術で過去に干渉できるようになった僕か。

ここがお前の終点だ。諦めろ。

 なぜこんな。あのときの選択。

終わらせなかった事を後悔しているのか。生きていれば良い事がある。と

いつかきっと、今ない希望にすがるのは、未来の失望を大きくするだけなのに。

 

街灯で見える範囲が限られている夜道は、自分の内側にいる暗い部分との会話を

増やす。両耳の間で、聞くに堪えない言葉のラリーが続く。

 そのとき、

不毛なやりとりに、侵入者が現れた。追い込みに入った選挙カー

「なんとかかんとか。なんとかかんとか」をよろしくお願いします。

これだけ一人の名前を連呼しているのに、一切覚えないのはなぜだ。

売名が目的ならむしろ逆効果じゃないのか・・・・

沿道からの暖かなご支援!ありがとうございます。そう言って、誰もいない路地に

手を振っている。

狭い道に入り、おばさんが車に雨水をかけられまいとどいた。

ありがとうございます。ご婦人から温かい声援をいただきました!

ありがとうございます!

 

そう言いながら走り去る車。

しゃべっているのは、女だけ。どうりで名前を覚えないはずだ。

車内に本人の姿が見当たらなかった。

 

暗くなりよりは増し

誰も応援していない。いや、彼らには、バカには見えない支持者が見えるのだ。

それとも、自分はこんなに応援されてますアピールか。

ポジティブな思い込みで己を奮い立たせているのかもしれない。

ならば、と雨に歌ってみる。

 

I'm singing in the rain!

 

Just singing in the rain

 

nanntoka~kanntok'a~singuzarein

amefurituraina~&%$""!"!$3penisukaii!!

 

でだし以外ほぼ歌えなかったけど、

口角を上げながら歌っていると目の前がうっすら明るくなるくらいには

愉快になってきた。

 

はたからみたら立派な狂人だけど、もはやどうでもいい。

ここで息絶えるよりはマシか。

この世の中で生きて行くためには、多少狂っているぐらいがちょうどいい。

 

地べたを這って、生きていく。

毎日起こる事の全てが最後のとどめのような気がする。

ただ、それはジャブ程度で、油断すると、でかい一撃を入れられる。

常に身構えていないと。いつ来るんだ。という不安に参っている。

 

あと一撃貰えば、僕が立っていられないだろう。

それでもいい。

僕がゴキブリだ。たとえ足を折られたとしても、地面に這いつくばって生きていく。

それが僕の、一番マシな選択だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きてる理由なんて特にないです。

なんで生きてるの?なんて聞かないてくれ。

いい事があるとか言えないし

死ねないとか死にたくないとか、しょうもない理由しか浮かばないから。

 

たんが絡んでいるわけじゃないよ。

泣くほどかよ。他人に鼻で笑われてもしょうもない

仮に理由を説明できたとして、理解される訳もない。

叫び出したい。

喉元まで出かかった言いようのない衝動を

腹の底に押し戻しすだけで1日を終える。

 

はたからみたら立派な狂人だけど、仕方ない。

社会全般の人に無職の苦しみなど、伝えたところで

ただの言い訳を並べただけだ。

勘弁してくれよ。

これまで生きた道、15歳までは、完璧とは言えずとも、悪くなかった。

悲しい事もあったけど、幸せな事の方が多かった。

16をすぎてそのバランスが崩れ始めても、なんとか持ちこたえられた。

でも、今はちがう。

僕を吹き飛ばそうとする何かが、1秒ごとに強くなっていく。

まるで生きるな。生きるな。と言われているようだ。

今までも踏んだり蹴ったりの人生に打ちのめされ

叩きのめされてきたはずのなのに。

 

まるで梅雨のように長引く天気の悪さにやられているのかもしれない。

やがてやってくる寒さに怯えているのかもしれない。

日増しに増えて行く不安に潰されようとしているのかもしれない。

でも、逃げるように外出しても、金をつかうだけ。

晴れていれば、もっと自由だけど、雨の日はそうもいかない。

 

生きるとは神経をすり減らす事。その現実からは、社会に参加していても、いなくても

逃げられない。

 

今までは良かった。吹き飛ばされそうになっても

手をさしのべてくれる人がいた。

 

でもこの冷たい雨を下ろす冬の暗い空は事実を突きつけてくる。

僕の手を握ってくれていた人は、もういない。

 

その瞬間。

猛スピードで往来する車を顧みずに、車道を横断したくなる。

上顎と下顎に生えている歯を抜くのが億劫になった親知らずまで残らず

力一杯噛み合わせる。そうしていないと、何年ローンかで

手にいれた愛車を無欲な、でも独りよがりな当たり屋に台無しにされる

不運なドライバーを忘れてしまうから。

 

隣人すらいる気配のないアパートへ帰る。

家の鍵を開けるとき、いつも鍵の向きを間違える。

やっとのおもいでドアノブを回すと音が辺りに響いた。

まるでこんな時間までお前は何をやっていたんだ。と問い詰められるかのよう。

こんな時間て・・・まだ6時だぞ。

今時、女子高生でも平気でマックでだべっている。

過保護のカホコのお父さんでもまだ冷静と情熱の間を漂っている。

ドラマ見た事ないけど。

 

ドアを閉めると自分の手元すら見えない。靴ひもを解くのに難儀する。

歩いている時はすぐに取れるくせに。

イラつくと同時に明かりをつけてくる人のいない玄関の暗さは、

ボディーブローになって僕を屈み込ませる

靴ひもはとっくに解けていたけど

いったい後、何回結び直せばいいんだろう。

そう考えると

しばらく立ち上がれなかった。

 

 現実は厳しい。

 

人間は非情だ。

現実は厳しい。

 

特に社会的地位のない人間には。

この社会は数多の人々が、その神経をすり減らし、歯車になって動かしている。

そこから外れてしまった奴は、もはや人間ではない。

ゴキブリだ。存在するだけで死に値する。

その現実が覆る事はない。

 

生きている理由はない。人生はひたすら僕を吹き飛ばそうとしてくる。

これまでは手が離れそうになった時、引き戻してくれた人がいたけど

その人たちはもういない。

 

かといって、自分一人で、生きる事にしがみついている理由も自信もない。

 

ただ

 

辛い現実と向き合っている人は僕だけではないと

 

 画面の向こうにいるあなたも同じだというなら

この一秒、生きる事に耐えていられる。

 

それが僕の生きている理由だ。

 

 

 

 

手に届かない物を得たら、人生を再生できるか

無職だと部屋から出るのを強制されない。

その気になれば、餓死するまで外界に触れずにすごせる。

金を使わないのはいい。

だけど、急に泣き出したり、大音量で音楽をかけたり

独り言を延々喋っている。

普通の人になろうとがんばったのに〜マジキチに成り下がりました。

ちきしょオオオオオオオ!

 ありがとう小梅太夫。おかげで文字数を稼げたよ。安らかに。

 

自由になる金を稼いでもいないくせに外にでる。

いっそ気が狂えば、楽になれるかも。

ここまで書いていて、なぜ自虐しているかを考える。

 

自分がゴミなのはわかってる。痛いほど。だから世間の人々よ。

これ以上攻撃するのはやめてください。

 

例えるなら、今、崖のふちになんとかしがみついている人に

「なんで自力で上がってこれないの?」なんて質問しても、無駄でしょう。

同じ事です。

それとも、真心をこめて説明すればわかってもらえますか。ありえませんよね。

僕がどれだけあーなんです。こーなんです。

なんて喚いたところで

あなたはただ一言、「自業自得」と言えばいいんですから。

 

人目は気になりつつも、人のいる場所に行きたいという矛盾。

一人でいるのは危険だと本能でわかっているからかもしれない。

人の集まる場所に居たい。たとえ他人であろうとも。

 

いつもの場所。今日はやけにカップルとすれ違う。

xvideoの見すぎとティンティンを弄りすぎたことへの

天からの罰だとでも。

 

そうでなければ僕を取り囲むようにカップルが配置されている理由はなんだ。

ぼっちに対する素人ドッキリか。

 

くそ羨ましい。のは、絶対に手の届かない物に対する嫉妬か。

仮にそういう存在がいた。として、それで僕の生活が良くなる。とでも。

飯をおごる金もない。将来食わせていく安定した職もない。

仮に居たとしても、赤の他人だ。敵をこれ以上増やしてどうする。

遠くから見ているからこそ、美しい物がある。

 

何一つ満たされない。誰にも理解されない。

それが生きる原動力になるならニートほど生命力に満ちた存在はない。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生き続けても、死んだとしても、後悔するだろう。

テレビでW杯の予選をやっていたらしい。隣に住んでいる家族が

惜しい。とかあぁ〜とか叫んでる。

 

ぼろアパートの薄い壁の向こうにいるこちらは

人がいるとは思えない静けさだから、よく響く。

うるさくはない。でもチャンネルを合わせはしない。

 

僕の見た試合に限って負けるように感じる。

だったら見ないほうがいいのでは。

正直、W杯の時だけサッカーファンを気取るニワカだし。

とは言いつつも、次の日に

「昨日のサッカーすごかったよな」とか言われたら

見ればよかった。と悔しがる。

まぁ、今はそんな事を言ってくるクラスメイトも同僚もいないけど。

 

あーしておけば。こーしておけば。と言う奴は

行動しても、しなくても、後悔する。

 

もうたくさんだ。

天気予報の寒くなる。との脅しの割に、体感はそうでもない。

この分ならギリ耐えられる。

今日をやり過ごせば、明日は曇りくらいにはなるかもしれない。

天気は雨ばかり続かないのだ。

これを我が国では、皮算用という。

 

明日は電車に乗らなくても、外に行ける。はず。

そう自分に言い聞かせて、残り4枚になった千円札でスイカをチャージする。

図書館で小説を読んでいる。意味はわからないけど、活字を頭の中で

呟いている限り、嫌な考えは浮かんでこない。

ソシャゲをしている時よりも、許されている。気がした。

どっちにしても、時間の無駄である事は変わらない。

ここは現実だ。 金にならない行動は全て無駄である。

 

閉館のチャイムに急かされ、安らぎの空間を出る。

出先と比べれば、雨は小ぶりになっていた。

往復の電車賃はおしい。1000円も入れたのに

改札の表示は800円になっていた。

携帯の電池と同じだ。三個あるバッテリー

残り二個になっただけであせる。

 

 家まではわずか三駅。無理な距離ではない。

電車賃の節約と運動不足解消のために線路沿いを

歩いた。

 

歩きづらい安物の靴で、靴づれすると思ったし、疲れると覚悟した

距離も、心配するほどではなかった。

問題は道中で頭の中にわいてくる嫌な考え。

 

いつまでこんな事を続けるつもりだ。

まさか一生続くとでも。

お前は終わってる。自分でわかってる。と言うけれど

それは言い訳だよ。

 

お前はわかってない。ただの一つも。

30過ぎて本当の絶望を味わい、ハロワにでもすがりついて

職員に言われるまで待ってるつもりか。

 自虐するのと、他人に思い知らされるのでは、違からねぇ。

 

死ねよ。

 

死んじゃえよ。

 

今すぐに。

 

世間代表のもう一人の僕になじられる。

ごまかすための画期的方法を見つけた。

歩く事に集中するのだ。

どうすれば疲れないか。己の体の動き。

足の動かし方から、重心の置き場所。

靴づれしないように気をつける。

それだけを考えて、歩く。

 

何十分かかって、家に着いた。

ただいま。といっても、開けてくれる人のいないドア。

バックから鍵を取り出そうとした。

しまったはずの場所に、あるはずの物がなかった。

なんだ・・・と・・・・

愛染隊長を頻繁にネタにしているけど

僕自身、ブリーチはルキア奪還編以降詳しくない。

個人的には、8巻あたりの「ボハハハハ!」のおっさんが出てきた頃は

面白かった。

ぶっちゃけ、必殺技で墨を飛ばす主人公と13kmのあいつ以外、よく分からない。

 

斬魄刀の能力にはめられたわけではなく、純粋な勘違い。

家を出るときは、まだ親がいて、戸締りをしてくれた。

それでバックに入れたと錯覚してしまったわけだ。

 

親の帰宅 は少なくとも2時間後。

それまで家には入れない。

 

ほらみろ。余裕こいてたから、こうなるのさ。

もう一人の僕!に馬鹿にされながら、道を引き返す。

ここだ!と言わんばかりに、雨が強くなっていく。

水たまりを踏んで、跳ね返った雨水を吸ったズボンの裾から

寒さとともに、嫌な物が染み入ってくる。

 

昼間ならどうも思わない路地。

あの暗さをどう伝えたらいいんだろう。

僕の頭の中にある、この気味の悪い物の正体をどう伝えたらいんだろう。

伝えたところで他人に何がわかる。言うのだろう。

何が変わる。と言うのだろう。

 

角を曲がったところにある、こじんまりとした神社。

働いていた頃は、雨の日も風の日も、朝、夕、必ず感謝していた。

 

久しぶりにお参りしてみる。小銭を投げつけ、何か願いを言おうとしたとき

言いようのない悲しみが襲いかかってきた。

そのまま、賽銭箱の前でしゃがみこむ。

 

なんで僕がこんな目に。

例えば、ギャンブルや、アルコール依存とかいう理由なら

納得できたかもしれない。

 

なんで僕が。どうしてこんな目に。

今まで真面目に生きてきたのに。このザマはなんだ。

 

なんなんだ。どうして僕なんだ。

 

あなたのお叱りはもっともだ。

みんな辛い。でも生きている。愚痴なんてはいてる場合じゃない。

前を向け。立ち上がれ。

 

そんな事わかってる。だからこそ、声にならない叫びを上げている。

理由は分からない。立てない。

 

とうとう、神にまで、僕は頑張ったんです。アピールを始めたか。

その程度のポーズで何が変わる。恥ずかしくないの。

 

よくわかってらっしゃる。なら、僕の望みはお見通しだろ。

なぜ殺してくれないんだい。

 

どれだけの時間。そうしていたか分からない。

こんなところを警官に見られでもしてみろ。職質なんてされたら。

 

 

世間への羞恥でなんとか立ち上がる。その気力を働く事にいかせよ。

とことんバカだねぇ。君は。

 

目的地について、一息つこうとしたけど、親子連れやカップル。

僕の隣にいるのに、どこか別の国でもいるかのように幸せそうな人々。

や、

ツイッターでバカをやらかしそうな

見るからに知能の低そうなガキどもの「俺将来ニートになりたい」

談義がちらつき、居心地が悪かった。

 

数時間後、留守電を入れた親の携帯からの、帰宅しましたという

折り返し電話。

 

大丈夫。今日は雨だから気分が落ち込んだだけさ。

雨の日ばかりじゃない。いつから晴れる日はくる。

大丈夫さ。大丈夫。

 

そう思って見ていた天気予報。

 

「明日は1日雨が降り続き、今日よりも気温が下がるでしょう。

今期一番の冷え込みになります」

 

「天気の停滞はこのまま続き、寒さは長引くでしょう。」

 

風呂に入る。といい、ドアを閉める。

こういうのは前にもあったな。だから言ったろ。

この峠を越えれば、安寧がくる。希望はある。

そう言い聞かせて、いったい何を手に入れた。

たどり着いたこの場所に何があったの。

ただ負荷が上がっていくだけじゃない。

 

 

自分は狂人じゃない。と思っていたけど、現実は甘くなかった。

僕の口から出た叫びが風呂場いっぱいに響いた。

 

「神よ!もうたくさんだ!」

 

お前さえいなければ。

 運動も勉強もできなかった僕は、体育の授業で試合をするときの

メンバーわけで必ず最後まで残った。

 

運動のできるやつがリーダーになって、どちらがお荷物を引き受けるか。を見ているのは辛かった。

 

お前さえいなければ勝てたのに。よく言われたな。

 

 

 

臭い。きもい。学校くんな。お前さえいなければ。やる気ないなら帰れ。

他のやつならもっと仕事できる。

 

僕だって好きでこの世にいるわけじゃない。いるわけじゃないさ。

 

冷静に考えると、 僕は天国には行けない。その資格がない。

もし、今、いなくなっても、

地獄の責め苦を受けながら、僕が生きているときには、絶対にありえなかった

幸せな世界を見上げて

 

「あぁ。生きていれば良かったなぁ。」と呟くのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暑さ寒さも彼岸まで。

こんな顔を見せるのは本当は好きじゃないけど、僕だっていつも

ピエロみたいに笑えるわけじゃないから。

 

 

伝説のバンド、エルレガーデンの一説である。

お前はピエロというよりちびまるこの永沢君だろ。甘いな。

どちらかといえば僕は藤木君に似ている。見た目もそっくりだ。

かといって永沢のペシミストさも、持ち合わせている。

永沢と藤木のフュージョン。卑屈界のウルトラマンエースといったところか。

 

 

残念ながらエルレガーデンは2017年現在活動を休止している。

この頃は良かった。

自分が無職になるなんてなんで予測できたろう。

 

今日は暗い。

でも、雨の日に震えているのは、当たり前だろ。

 

ニート。引きこもりへの警告。

 

終わりが近い。

それはこのゴミブログの終わりか。

それとも人生を諦めたのか。それはわからない。

不可能とわかりつつも、小銭くらいなら稼げるかも。と淡い期待をかけて

ブログを始めたけど、世の中はそんなに甘いわけがない。

わかりきっていた事のはずなのに。

金のためだけじゃない。

何かが変われ。変わってくれ。頼むから。

何一つ良くならないから、僕はこのゴミブログを更新している。

なんのために。

死にたい。と喚き散らして人の気を引きたいメンヘラなのか。

半分は合ってる。なら残りは。

警告だ。今ニートや引きこもりでいる人間への。

今、この瞬間、立ち上がる事が出来ないのなら、絶望しかない。

 

他人を頼るな。

 

あてにするな。

 

甘えるな。

 

虚構の世界にすがるな。

 

現実を見ろ。

 

この社会で生きていくためにはある種の諦めが必要だ。

 

君の嘆きなど、誰も聞いていない。

君は一人で立ち上がるしかないんだ。

それを理解しろ。

でないととんでもない事になる。

 

僕はゴミだ。それは変える事のできない事実だ。

でも、僕でもできる精一杯の社会奉仕は

僕のようになってしまう人間を減らす事。

 

僕はしくじった。なにを?

人生の全てを。

なに一つうまくいかず、誰からも相手にされない。

そんな人生を送りたくないのなら、社会のレールから絶対に外れてはいけない。

かじりついて、しがみついてください。

 

今の僕には、社会から外れても大丈夫。なんて無責任な事はいえないから。

 

寒さの恐怖

主観だけど、彼らは気温の寒暖をお祭りのように伝える

なぜそんなに嬉しそうなんだ。あんたらだって、くそ暑かったり、寒かったり

したら、迷惑だろ。

もう10月だ。真夏並みでいるほうが異常だろ。

そんなに騒がなくても、来年になれば、また暑くなるさ。

とは言ったものの

 天気予報の通り、前日と違って、気温は急降下。

 

出かけようとドアを開ければ、外は土砂降り。なのに歩き出す。

なぜ。引きこもっていたところで、誰かの害になるわけでもないだろ。

 

安アパートの日当たりの暗さに耐えられないから。

窓を締め切っても、入ってくるのは冷気だけじゃない。

何か、よくない考えが、僕に取り付いてくる。

ここに居たくない。

 

スーパーで70円のお茶を買い一息。世間と同じ。いや、それ以上に

冷たい槍を落とす灰色の空を見上げながら考える。

雨降りという事は、いつもいく場所はほぼ全滅。

かといって屋内でのニートの居場所に行くには、自転車では無理。

電車で行くには金がかかる。

そして僕の手元には、親から借りた金しかない。

なぜこんな事になってしまったんだ。

あれほど頑張って働いて貯めた金はどこに消えたんだ。

金、金、金、なにをするにも金がかかる。

現実を見据えると頭が窮屈になっていく。

痛い。でも、どこが痛いのかわからない。そもそも痛いのかどうかもわからない。

自信を持って言える事はストレスで人間は死なない。という事。

ストレスから何かに手をだして。というのは聞いた事はあるけど

ストレス自体が死因になるなら、さっさと僕を連れて行ってくれ。

 

なぜここで帰らなかったのだろう。電車に乗って、無理やり3駅ほど先へ。

特になにもなかった。なぜこんなところへ来たのだろう。

そう思うと、なぜかとても眠くなった。

 

眠い。逆らえない。とても。

そのまま家に引き返し、寝てしまった。

なにをやってるんだ。電車賃が無駄になった。

なんでこんな。無駄な事を。

雨音がうるさい。

 

 だれだって同じさ。

今日は暗い日だった。「今日は」?

お前の一日で明るい日など一日でもあったのか。

天気が悪いから調子も悪かっただけさ。

 

 

senbeibj59634hu.hatenablog.comこんな記事書いた事もあったな。

 すっかり忘れていた。そんなもんだろう。

 

晴れたなら海に行こう。

ニートである事のメリットは

好きな時にどこへでも行ける自由。

 社会の事情など気にしないでいい。

四季と同じで感情にも上がり下がりがある。

それだけの事。

 

雨の日には、濡れて

 

晴れた日には乾いて

 

寒い日には、震えてるのは当たり前だろう。

 

次の日には忘れて

 

風の日には飛ぼうとしてみる。そんなもんさ。

 

僕らは、そんなもんさ。

 

 ELLEGADEN 風の日。を聞きながら思った。

 

今日、いいことがないなら、死ぬことにしよう

文脈を思いつけない。左脳に仕事しろ。と命令しても、

俺にダメだしできる立場かよ。お前ニートじゃん。と屁理屈を返される。

自身の脳にすら侮られるとは。

 

パソコンを置いたちゃぶ台の上で不条理を嘆いていたら

何かが横を通り過ぎた。

 

Gである。

 

驚いて天板に足をぶつけた。

衝撃音で危険を悟ったのか速度を上げ、やはり

隅の方へ逃げていく。だが、向こうもテンパっているらしく

死角に逃げ込めず、押入れの前で停止した。

 

ティッシュで処理しようとしたけど、できなかった。

 

やつの、あの、くねくね曲がる触覚。千鳥足のような動き。

もしや、わざと人を不快にさせようと

計算して行動しているのだろうか。なんというあざとさ。

 

飛び道具に頼ることに後ろめたさを感じならも

魔人ブゥ(悪)に元気玉をぶつける悟空の気分で

 殺虫剤を振りかける。

 

あばよ。ピッ!

しかし、出るはずのジェットはでない。しばらく使っていなかったせいで

ガス圧が下がったのだろうか。

Gはあろうことか、逆サイドに逃げていく。

もう一度トリガーを引く。噴射はしたものの、うまくかからない。

タンスの隙間に逃げ込むG。このまま逃したら夜も眠れない。

 

sine!sine!ひたすらジェットをふりかける無職。

薬剤の半分を使ったおかげで

Gはタンスの隅の暗がりで息絶えた。

 

 

他人の生活にたかって生きている。という意味で

僕とGの間にどんな差があるだろう。

醜く生にしがみついている。

 

結局、僕はゴキブリではないか。

 

べったべたの床を雑巾で拭き、痛む足をさする。

 

なぜ今日に限って。

いや、大した事じゃない。

寝てる時に、顔にたかられて飛び起きるよりは良かったじゃないか。

バカな事しか浮かばないなら

一日の出来事。見方を変えれば、少しは楽か。

 

占いにすがる。

この社会に追い回されているような気がする。フリーターだった時も

ニートになってからも変わらない。どちらも社会の底辺だからか。

最近、人生が僕を振り落とそうと暴れている。

一日、一日、確実に苛烈になっていく。

昔だったら、いつかいい事がある。と言い聞かせ、しがみつく事が出来たけど

その、「いつか」は生涯こないとわかった今

それ以外の理由が必要だ。

「生きたいから」ではない。

 ゴミでも生きていて良かった。

と胸をはれる理由が。

 

 無職になってから、管理能力が低くなった。

忘れ物やそこにあるはずの物をなくす。

 

あれがない。これがない。

ない。ない。ない。ない!

 

なぜ。確かにここに置いたはずなのに!

よく探せば、端に落ちているだけ。

なのに、焦る。

無職になって余裕がなくなった。

もしかしたら、最初から持っていなかったのかも。

知らないふりをしていた。

 

なに一つ手に入れた事などないのに。

 

そんな中、テレビの占いが、どの局も一位だった。

悪い事は百発百中。いい事は当たった試しがない。

本当かよ。と苦笑いする。同時に

 

「今日、良い事がないなら、死ぬか。」

 

明日こそ。と今日を消費し、それを繰り返すだけ

なら、もうたくさんだ。

 

終わりにしないか。

 

今日。硬く決意して、外に出る。

目に見えて良い事などなかった。しかし、いざ。となると勇気がない。

だから、言い訳をする事にした。いい事はあった。

 

 笑える事はあった。

 

思い返してみれば、公園で遊んでいる子供。

鬼ごっこを始める前にルールを決めているらしい。

 

「水筒飲んでる時はバリアーね。」

 

なぜかわからないけど、そのワードだけ、強烈につぼった。

「だって水筒飲まないと死んじゃうじゃん!」

訴える少年。確かにな。

 

別のグループの子供がチャリで走り回りながらひたすら

お◯んちんを連呼している。女子もいる前で、大丈夫か。

 

 

図書館で、借りられていた本。今日は返されていた。

ラッキー。と思え。思はねば死ぬぞ。

 

スーパーで買った焼肉のタレ。これまた安売りだった

輸入豚肉と混ぜて食べる。昔は外国産とか勘弁だったけど

一回腹に入れてしまえば、何て事はない。量が多いけどほぼ脂身ばかり

だけど、直ちに人体に影響はない。

 

行きたいところはあったけど、行ったところで何になる。

状況が変わる事はない。でも、一回だけ。

なんてぐずぐずしていたら、天気までこの先ぐずついていくらしい。

海に行く時は、晴れた時と決めている。

なんて運の悪い。

 

いや、待て。これは天が情けを変えてくれているのだ。

心残りがあれば、それだけ寿命が長くなるし

そこに行ってしまえば、何て事はない。理想と現実は違うものだ。

 

一生行けないのが、幸せという場合もある。

考え方を変える

屁理屈と卑屈しかない脳みそが、生きたいという本能を満たすために

全力で働きだした。

現実でも、このくらい汗を流してほしいところだけど

欲は言うまい。

 

 

あしたどうなっているかは、わからない。

死にたい。という考えはこの瞬間もつきまとう。

でも生き続ける。僕は社会のゴキブリ。

生にしがみつく執念だけは、人一倍。

 

 

今日はなんの事件もなかったら

こんな調子のいい事をいう。

 

いや、何もないからこそ、最高の一日だったのだろう。