キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

コーヒーは好きか

コーヒーを入れてみる

コーヒは好きだ

何で好きかわからない

しったこっちゃないけど

とにかく好きだ。

 

ちょっと待てい!

 

朝礼の校長やん。

語り手が話題迷子のままじゃけぇうちらもわからんのよ

何が好きかわかりもしねぇで、話はじめたんか

べしゃり下手なんよ。見てみぃ

目線キョロキョロしてる

おかんにエロ本見つかった厨房やん

 

脳内で千鳥に駄目出しされてしまった

すまんね。相席食堂の見すぎだ

しかし、これは重大な気づきだ

好きだ

どうして

わからない

本当に好きかすらわからない

その、「わからない」を考えよう

今日はコーヒーについて

 

コーヒーにも色々種類があり

入れ方も色々な種類があり

お湯の注ぎ方も色々ある

 

ちょっと待てい!

 

気付いたか 

「いろいろ」が三回もでとる

なんもわからんのもろバレやん。

 

コーヒーの淹れ方はこだわらない派だ。

そんな派閥があるのかすらわからない。

いてもかなりの少数部族だろう。

アマゾンの奥どころか、地底に住んでいるにちがいない。

もちろん金と時間に余裕があればこだわるけれど。

コーヒーは人柄がでる。

コーヒーメーカーに粉をぶちまけ

水をぶっかけて、がぶ飲みするのは

真のコーヒーを愛する者からしたら

「コーヒーをいじめないで!」と叫たくなるだろう。

でも、想像してみて

君の家でまかないコーヒーに発狂してる奴

よく訓練された変態がそこにいる

自分で飲むんだ

好きなようにやらせろよ

 

種類があるけれど、それだけじゃないはず

コンビニですら豆から挽いて売っている時代だ。

駅近くまでいけば、カフェがいくらでもある

カフェは嫌いじゃない。

気がむいたときは週、3回はいく。好きなんだろう。

家で一人でいるより、適宜に人と距離がある空間は、落ち着く

だから人のいれたコーヒーが嫌いなのではないし

自分で入れるよりもおいしいと感じるから

他人のいれたコーヒーの方が好きなのかも

昔は人の目がきになったけど、今はそこまで神経質じゃないから

他人にどうみられていようときにしていない

でもそれは、まかりなりにも働いているから

正確には、自分で稼いだ金で好きなことをしているから。だ

今は職があるけど、これからどうなるか、油断すれば落ちるのは一瞬。

また無職にもどればこうはいかない。

無職は犯罪だ。この国では殺人より重い罪になる

どんな犯罪者よりも一目はばかる罪人に戻ったのなら

家から一歩もでない生活になるのだろう。

人生は山あり谷ありというけれど

ずっと谷底をはっているような気になる

上がったことなど一度もない。

いや、もしかしたら、今が人生の絶頂で

ここより深い谷底をみていないから

惨めな気分になってしまうのか。

ここが限界なのか

これ以上の幸せを望むのはよくが深いのか

苦しいとおもうことすらおこがましいのか。

いいや

下には下がある

人は一度落ちたら、どこまでも落ちていく

そこから上がるには相当な決意が必要だ

滅多なことでは上がっていけない

カイジペリカと同じだ

自分へのご褒美など与えている時点で落伍者

上がりたければもっとハングリ〜にならなければ

人生の影は底がない。

いつまでも、どこまでも落ち続ける

いったいどまで落ちるのかわからない。

底が暗すぎて見えないのは、コーヒーも同じだ。

マグカップ一杯しかない世界に、どこまでも深い「沼」がある。

そこがコーヒーの魅力なのかもしれない。

そう、コーヒーとは人生なのだ。

コーヒーは苦い

でもその苦味を消そうとしないことだ。

真正面から対峙し、観察すると

苦痛は「深み」なる

人生も同じことだ。

思うに、人生とは基本辛く、きついものだ。

楽なものじゃない

他人に勧めるものじゃない

今はやりの優しい世界の創作物も

コーヒーにミルクをいれて味をまろやかにするのと同じだ。

カフェオレは好きだ。

しかし、真の深みを理解するにはブラック以外ありえない(唐突な論者)

人生はきつい以外の何物でもない

確かにミルクや砂糖を入れれば

幾分か味をごまかすことができるだろう。

しかし、ごまかした苦味は、糖質になり体に影響を及ぼす。

人生も同じだ。痛みから逃げるな。

苦しみから逃げるな。

きつい物はきついのだ。

苦しい物は苦しいのだ。

人生に悩め。

人生を憎め。

結果人生に絶望したからなんだというのだ。

人生は絶望だと気付いた時がスタートだ。

絶望はコーヒーの苦味と同じだ。

せっかく気付いたのにその深みを味合わないとは

もったいない。

君は今、赤いピルをとるか、青いピルをとるかを迫られている。

せっかくここまで来たのならば

とことん人生の苦味を味わってみてはどうだろう。

君もカンフーをマスターしたり、スーパーマンになれるかも

(仮想世界ならば)

絶望を多角的に分析し

人生を徹底的に後悔し、反省し尽くす。

生まれてくるべきではなかったと気づいた。

その程度では素人、インスタントからペーパードリップに移った程度

人生にはまだ深く、遠い次元がある

結局どこが好きなの

コーヒーを好きな理由は、人生と同じだから。

人生は好きだ。理由は何もわからないから

ドリップした一滴が落ちていく底に、何があるかはまだわからない。