キリギリスはなぜ死んだ?

社会に、いらね。と言われた奴の最後のあがき

居場所の作り方 初心者編 自身を必要とする理由を作る

人間の生きる意味や、目的。薄っぺらい人生を生きてきた僕には

わからない。以外答えられない。というか、わからない事しかない。

 

しかしどうしても言わざるおえない。あの日の拠り所を探していた

自分にかけられるのは結局

 

「やりたいことをやれ」という

 

よく目の当たりする言葉だけだった。

 

新学期(ほぼ)6日目

9月も始まって6日たつ。その後、いかがお過ごしだろうか。

僕はあの記事を書いてから

 

senbeibj59634hu.hatenablog.com16才の彼のまぼろしを消せないでいる。

あの時の僕に言える事・・・いつもの僕ならば

「この先、生きていてもいい事なんてないから、今のうち死んでおけ。」

とでも言いだすのだろう。

 

しかし、あの放送を見てから、違和感を覚え始めた。

それでいいのか。

本当にそんな言葉をお前は彼に吐くつもりなのか。

死にたい。と呟くのは、生きていたい気持ちの裏返しだ。

本当はわかってるだろ。

 

楽しく生きていたい。笑っていたい。でも、うまくいかない。

なんで、自分は、自分なのだろう。もっとうまくできたはずなのに。

期待して、失望して、己への不満ばかり大きくなる。

書いた本人でも、実際の有様から遠ざかった表現すぎて

読んでくれた人に伝わるかどうか不安だ。

でも、人に伝えるとしたら、

 

頭の中に小さな部屋があって

物心ついた子供の、ペンでひたすらぐるぐる丸を付け足した落書きが

日を追うごとにどんどんでかくなっていき、部屋から溢れ出しそうな感覚。

どれだけ押さえつけても、どんどんでかくなっていく。

 

そんなモヤモヤを消せない苛立ちを抱えて生きる辛さを

僕は忘れてしまったのか。

 

思い出せなかったわけじゃない。ただ

僕の暮らしは良くなったとは言えない。

 

あの時から変わらない。それどころか、悪くなった(ように見える)

自分に腹を立てて、過去の自分に八つ当たりしているだけだ。

これでは、余計に惨めになっていくだけ。このままではいけない。

 

本音、ずっと前に押し殺したはずの気持ち。

僕のなりたかった自分。またわからなくなる。

いいや、わからないはずない。自分の声だ。聞こえない訳もない

 

金持ちになりたい。ある。でも、絶対じゃない。

人気者になりたい。ある。でも、そこまでじゃない。

普通の人になりたい。

 

確かに、昔から、何かなりたいものを言うと

「◯◯になるのは難しいよ。普通の人になりなさい。普通の生活こそ一番幸せだから」

僕は言うとうりにした。でも、他人を責められない。

本当になりたい物なら、人になんと言われようと、やり始める。はずだ。

もちろん。途中で諦めたからといって、全ての道を閉ざしてしまう

はずもない。

 

 

誤算だった。僕は、「普通の人なら、簡単になれる」と解釈していた。

社会の標準に合わせるのがこんなに難しいなんて、大人達は教えてくれなかった。

 

ただ、金も名声も標準も書き出してみるとしっくりこない。

 

僕のなりたい人は・・・

自分に生まれたのを呪ってうなだれながら歩いている人間に

 

「大丈夫。君は生きていていいんだ」と自信を持って言えるようになりたい

 

どうすれば、そうなれるか。はこの瞬間の僕では、見込みすらつかない。

でも、なにか、輪郭線のような物を掴めそうな気がする。

 

掴んだ。と思っても、消えてしまうし、全部間違いだったように

思うときもある。

それでも、追いかけ続けるのを諦めたくない。

きっともっとわかりやすい言い回しはあるのだろう。

でも、今の僕にこれしか言えない。

 

そうでないと、座り込んだ少年に止めを刺すような真似になる。

そんな事はしたくない。

 

やりたい事。憧れているけど、手が届きそうもない事。

やりたい事をやれ。と言われても、そもそも、「やりたい事」

自体ない人もいるだろう。僕もそうだった。

だからこそ、そこに付け足して

 

やりたい事というのは、こんな事が出来たらいいな。と思っていたけど

自分にはどうせできないだろう。と諦めていた事。だと、いってみる。

 

サイコパスでない限り、それは、ポジティブな物であるはずだ。

 

これは、自慢にとってほしくないけど

僕は以前、絵を描くなんてできっこない。と思っていた。

でも、一年続けていたら

対象が目の前にあると、なんとか真似できるくらいにはなってきた。

そして、好きな物を書いているときは、とても楽しい。

 

そのときの僕は、確かに、自分を肯定できている。

 

無論、世間からはそんなのただの自己満足だ。

と警告される事もある。

 

かといえば、うまいね。と褒めてくれる人もいる。

人の感性はいろいろだ。

どちらも素直に受け取ったほうがいい。

 

不思議と僕は、続けている。

 

僕は、絵を描くという作業をする事で、無職という現実から逃げている。

ビルを見て、あそこがああなってるんだなぁとか考えていると

現実を忘れる。こう書くと、ネガティブな気もするけど

僕には、家の中にずっといる事はできない。

暗い想像しか出てこないから。

僕は逃げている。でも、後ろ向きとは言ってない。

これが今の僕なりの前向き。

 

居場所を作るにはまず、自分でいていい理由を作る。

その一つの方法として、なにかやりたい事をやるのだと、飲み込んでいる。